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科目  ラン科

原産国  南アメリカ

花の色  茶、緑、黄、複色

大きさ  20~30㎝

独特の花が世界中で人気の蘭

学名の読み方の違いから、キクノケスとも呼ばれます。花はゴムに似た感触があり、その独特の花のかたちは、観賞用として愛好家からも人気があります。

育て方

南アメリカの熱帯地方原産で、最近発見された種類には、園芸的鑑賞価値の高いものが多く、人気が出つつあります。ただ洋ランのなかでは流通量が少ないので、すぐには手に入らないことがあります。近い種のカタセタムや、モルモデスなどとの交配も可能で、交配種も少しずつ販売され始めましたが、こちらもほとんど流通していないので、洋ラン専門店で入手します。
生育期には葉が良くでて、茂ります。休眠期には落葉して、春に新芽を出します。秋になると茎が肥大して、冬から春に花を咲かせます。開花時期には、葉が付いていることもあれば、落葉していることもあります。

乾燥を極端に嫌うので、鉢植えの場合は、素焼きの鉢を使い、表面に水ゴケを植えて乾燥を防ぎます。乾きやすい植え込み材料は、使わないようにします。
肥料は、春から秋の生育期間中は、十分に与えて丈夫な株にします。液体肥料を週1回施肥します。また固形の有機質肥料も、植え込み材料の表面に1回だけ置くと、十分に栄養が行きわたるようになります。休眠期間は、一切与えません。

ふやしたい場合は、株分けでふやします。1株にバルブ(茎)が3つ以上つくように分けます。

主な作業としては、落ち葉の除去があります。秋の落葉期、落ちた葉を必ず株元から取りのぞきます。そのままにしておくと、栄養分が行き渡らなくなります。
また、新芽の伸びはじめる時期は、新芽が開いている部分に水がたまってしまうことが多いので、株をひっくり返して、水を除去します。

育成に適した環境

耐寒性が弱く、耐暑性は強い植物です。初夏から秋にかけては、日当たりと風通しの良い環境が適しています。
強い直射日光にあたると葉焼けを起こすので、春と秋は30%、夏は50%の遮光を行います。冬でも最低13℃、15℃の気温が理想的なので、屋外の越冬は難しいです。秋の終わりには、室内に取り込んで、窓辺で育てます。

種まきの時期

植え替えや株分けに適した時期は、早春です。花が咲き終わり、株の根元から新芽が伸び出す前に作業するのがベストです。それによりコンディションを良いまま保つことができます。小さめの素焼きの鉢に、水ゴケをぎゅっと詰め込むように植え付けます。鉢が大きいと、たくさんの水ゴケが乾きにくく、通気性が悪くなって根腐れを起こすことがあります。

水やり

初夏から秋までの生育期は、たっぷりと水やりします。この時期にたっぷり水分を吸収することで、美しい花を長持ちさせることができます。秋に落葉して休眠期に入ったら、水やりの頻度を減らして、乾かしぎみに管理します。ただし、乾燥しすぎるとコンディションが悪くなるので、乾燥しすぎにも注意が必要です。

気を付けたい病気

気を付けたい害虫は、ハダニです。夏の乾燥期に、発生することがあります。葉の裏などに見つけ次第、殺ダニ剤を散布します。予防法は、風通しを良くすることと、水分に弱いので水やりの際に、葉の表面と裏にもたっぷり水をかけることです。室内の場合は、ハダニの繁殖が非常に早くなるので、注意が必要です。そのままにしておくと、葉の色が悪くなるだけでなく、落葉したり、枯れてしまうこともあります。

変わった洋ランが好きな方におすすめ

ランは育てるのが難しいというイメージがありますが、その花の魅力は、ほかにはない独特のものです。肥料の与え方や、水やりの仕方など、それぞれの適切な時期やタイミングを知って、一年を通してしっかりと管理することが、美しい花を咲かせる条件です。手間はかかりますが、きっと美しい花が咲いた時の感動はひとしおです。いつかチャレンジしてみたい花です。

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