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科目  キク科

原産国  地中海沿岸

花の色  黄

大きさ  高さ30cm

栄養豊富なキク科の野菜

独特な香りがあり、なべ料理に欠かせない野菜です。日本を含むアジアでは、野菜として利用されますが、きれいな黄色の花を咲かせることから、ヨーロッパでは鑑賞用に栽培されています。

育て方

冷涼な気候を好むため、春と秋が栽培の適期です。葉の大きさで大葉種、中葉種、小葉種に分類され、栽培の主流は中葉種です。「食べる風邪薬」と言われるほど、栄養価が高く、カロテンの含有量はホウレンソウとほぼ同じ、ビタミンCやカルシウム、鉄分などが豊富です。ただ、収穫後は葉が傷みやすく、ビタミンCが急速に減っていきます。
病気に強く、側枝の出も良い「さとゆたか」、暑さ・寒さに強く長く収穫できる「大葉春菊」、分枝性の良く、葉柄がしなやかで折れにくい「菊次郎」、耐寒性に優れた「きわめ中葉春菊」などの品種があります。

用土は、市販の野菜培養土か、赤玉土(小粒)6・腐葉土2・バーミキュライトなどの割合で混ぜた用土を使います。地植えの場合は、種まきの4週間前に、苦土石灰を入れてよく耕しておきます。2週間前には、堆肥や油粕、化成肥料を入れておきます。

肥料は、2回目の間引きの後に、野菜用の化成肥料を施します。その後、2週間に1回ほど化成肥料を与えるか、水やり時に、週1回ほど液体肥料を施します。

ふやしたい場合は、種まきでふやさします。

主な作業としては、「収穫」があります。
草丈が20~25cmになったら、収穫の適期です。収穫方法は、「抜き取り収穫」と「摘み取り収穫」の2種があります。抜き取り収穫は、収穫時期に株ごと根元から引き抜きます。摘み取り収穫は、株元から4~5cmほど残してその先を摘み取ります。残した葉から伸び出るわき芽を摘みとり収穫します。品種によって適した方法があるので、それに合わせて収穫します。収穫後に肥料を与えると、株の再生を促すことができます。

育成に適した環境

日当たりの良い環境が適しています。また、生育適温が15~20℃と、冷涼な気候を好みます。

種まきの時期

種まきの時期は、3月~5月(春まき)か、9月~10月(秋まき)が適しています。
鉢やプランターの場合、10号以上の鉢では3~5株、60cmプランターで8~10株が目安です。種まき後は、3回間引きます。間引いた芽も、ベビーリーフとして食べられます。
手順としては、まず鉢やプランターに、鉢底石を3cmほど敷き、土を入れます。底から水が流れるくらい水をかけて湿らせます。10~15cm幅で2列、深さ5~8mmのまき溝を作ります。1~2cm間隔で、筋まきします。発芽に光を必要とする種類なので、薄く土をかぶせます。芽が出るまで、土が乾かないように管理します。発芽率が50%と低いので多めにまき、発芽後、本葉1~2枚のとき、本葉4~5枚のとき、草丈8㎝ほどのときに3回間引きます。間引いた後は、株元に土を寄せておきます。
地植えの場合、肥料を入れておいた土に、1列の場合は幅30㎝、2列の場合は幅60cmの畝を作ります。列の間隔は30cmほど、深さ5mmほどのまき溝を作ったら、1cm間隔で種をまきます。土が乾燥しないように、こまめに水やりをして管理します。2~5日で発芽します。

水やり

乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。真夏は昼間を避け、朝夕の涼しい時間帯に行って、株が蒸れるのを防ぎます。

気を付けたい病気

病気や害虫の被害を受けにくく、無農薬での栽培も可能です。ただ、寒さには弱いので、5℃以下になると葉が傷んで生育が悪くなります。秋まきをするときは、ビニールハウスやトンネルなど、防寒対策をしておきます。

風邪予防に育てて食べる

β-カロテンやビタミンCが豊富に含まれていて、食べることで風邪予防にもなる野菜です。ヨーロッパでは鑑賞用に栽培されているそうですが、黄色い花がどんな花か、育てて見てみたいものです。品種によって、「抜き取り収穫」と「摘み取り収穫」の2つの収穫方法があること、発芽後、3回間引きが必要なことなど、ポイントさえ押さえれば、育てるのはむずかしくない野菜です。何の料理にするか考えつつ、楽しんで育てられそうです。

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