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科目 ナス科

原産国 東アジア

花の色 白、ベージュ

大きさ 高さ40cm~60cm

寒さに強く、地下茎で翌年もふえる多年草

ホオズキと呼ばれる植物は、広くはアメリカ大陸からヨーロッパ、アジアまで、日本も含めて100種以上分布しています。私たちが日本で目にしているホオズキは「ヨウシュホオズキ」の変種とされており、原産地は東アジアです。オレンジ色の「萼」と呼ばれる袋の中にできる赤い実が大変かわいらしく、日本ではお盆の仏花としてなじみの深い、風情のある植物です。

育て方

初夏の頃に白っぽい花を咲かせ、果実と共に萼も生長し、8月になると緑からオレンジ色に色づきます。多年草のため、秋になると地上部は枯れ、冬は休眠期に入ります。春になるとまた芽が伸び始めます。苗の植え込みは3~4月に、15~20cmほど間隔を空けて行います。地植えの場合は、ホオズキを含むナス科の植物特有の連作障害による生育不良を避けるため、前年にトマトやナス、ピーマンなどを植えていた場所以外の場所に植え込みます。地植えの植え替えは1年おきに、鉢植えは毎年行うと良いでしょう。ホオズキは地下茎を横に伸ばして生長し、周辺に新しい茎を数本増やしていくので、あらかじめ株間を空けておき、他の植物と根が絡まないよう植える場所に気をつけます。草丈が伸びたら茎に沿うように支柱を立てて、茎が折れないようにします。

育成に適した環境

日当たりが良く、土が乾燥しにくい中性~アルカリ性の土が適しています。また、半日陰でもよく育ちます。地植えする場合は、植え込む2週間前に土を耕し腐葉土や堆肥を混ぜ込んで水はけの良い土を作っておきます。土は市販の花と野菜用の培養土が適していますが、自分で作る場合は小粒赤玉土6、腐葉土3、ピートモス1に苦土石灰と緩効性化成肥料を混ぜ込みます。春~夏の生長期は、2週間に1度ほど薄めた液肥を与えるか、月に1度固形肥料を与えます。真夏の強い日差しは苦手なので、鉢植えは半日陰に移動させると良いです。

種まきの時期

4月中旬~5月上旬頃に行います。収穫した種でふやすこともできます。丸い果実の中に種がたくさん出来ます。培養土を入れたトレーやプランターに種をまき、薄く土をかぶせ、乾燥しないよう管理します。発芽したら生長に合わせ間引きをしていき、本葉が5~6枚になったら植え込みができます。なお、結実するまで2~3年かかります。苗、または株分けした株を植え込む場合は3~4月が適期です。いずれも、15~20cmの間隔をとって植え込みます。

水やり

乾燥を苦手とする植物なので、夏場は特に、土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えます。地植えの場合は、よっぽど乾燥している場合を除いて、特別水やりしなくても大丈夫です。

気を付けたい病気

白絹病、カメムシ、ジュウヤホシテントウムシ

お盆の仏花やほおずき市など、日本の風情を感じる草花

ホオズキといえば、お盆飾りの他に、東京・浅草寺の「ほおずき市」が有名です。ホオズキは古くから薬としても重宝されており、夏の病に備えて初夏にホオズキを買っておく習慣がほおずき市の始まりだったとされています。この頃売られていたホオズキは「センナリホオズキ」という品種で、「ほおずきを水で鵜呑みにすると、大人は癪を切り、子どもは虫の気を去る」といわれていたことから、当時、ホオズキが薬草として重宝されていたことが窺えます。また、ホオズキの萼を2週間ほど水の中に浸しておいて作る「透かしホオズキ、レースホオズキ」は涼しげな飾りとして今も根強い人気です。なるべく新鮮なホオズキを使うことがポイントです。

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