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科目  ノボタン科

原産国  ブラジル

花の色  ピンク

大きさ  高さ1~3m

鮮やかな紫紺の美しい一日花

ブラジルを中心とした中南米原産の、常緑の低木です。鮮やかな紫紺(シコン)の花が美しい、一日花です。次々に花が咲き、長い間花を楽しむことができます。

育て方

花色の濃い紫色から、「紫紺野牡丹」の名前が付いています。原産地は熱帯地域のブラジルですが、寒さに強く丈夫なことから、人気があります。霜が降りない地域では、葉は落ちますが、庭植えでも越冬します。ビロードのような手触りの葉っぱが互い違いに生え、夏~初冬にかけて花を咲かせます。5枚の花びらの中心に、いくつもの雄しべが突き出ているのが特徴です。よく流通している「コート・ダジュール」、咲き進むにつれて花色が変化する「リトル・エンジェル」、リトル・エンジェルの枝変わりによって生まれた「オータム・カーニバル」などの品種があります。

用土は、水はけが良く、弱酸性で、肥沃な土を好みます。赤玉土4(小粒)、鹿沼土3、腐葉土3か、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、ピートモス2などの配合土を使用します。庭植えの場合、土の水はけが悪ければ、植え穴を掘った土に2~3割ほど腐葉土を混ぜ込んでおきます。
肥料は、5月~9月の生育期には、10日に1回液体肥料を与えます。固形肥料の場合は、油かすを使用し、1カ月に1回与えます。肥料が切れると葉色が悪くなり、つぼみがあっても咲かなくなります。

ふやしたい場合は、さし木でふやします。適した時期は、4月~6月です。枝の先端を10㎝ほど切って、赤玉土(小粒)や鹿沼土などの土にさします。半日陰で、土が乾かないよう水やりをして管理します。1カ月ほどで根が出るので、少しずつ日光に慣らしていきます。

主な作業としては、「剪定」があります。花が一通り咲き終わったら、株元から10~15㎝の位置で切り戻しを行います。わき芽が伸びて、再び花を楽しむことができます。株の高さを半分以下にするような強剪定(切り戻し)は、花芽を切り落とさないように、4月中に終わらせます。枝が折れやすいので、風が強い場所では、低く剪定すると良いです。また、市販の株には、薬剤で草丈を抑えてコンパクトにしているものもあって、翌年以降、効き目が切れて勢いよく成長します。

育成に適した環境

日当たりの良い場所が適しています。日当たりが悪いと、花つきが悪くなり、つぼみが咲かずに落ちることがあります。厳しい暑さには弱いので、鉢植えの場合は、夏は西日の当らない場所に置きます。庭植えの場合も、暑さの厳しい地域は、西日の当らない場所に植えます。熱帯原産の植物の中では、寒さに強いので、3℃以上の気温があれば庭植えでも、越冬可能です。ただし、霜が降りる地域では、10月中に掘り上げ、鉢植えにして室内に移動します。霜に当たって葉が落ちてしまった場合は、株自体が枯れていなければ、春に再び芽吹きます。

種まきの時期

苗植えは、開花前の4~6月が適しています。鉢植えの場合は、苗よりも1~2回りほど大きな鉢と、弱酸性の土を使用します。鉢の底に鉢底石を敷き、土を鉢の1/3ほど入れたら、根に付いた土を崩さず苗を置きます。土を入れて株を安定させ、たっぷりと水を与えます。庭植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所に、苗よりも1~2回り大きな植え穴を掘って植え付けます。根に付いた土は崩さず、植え穴に苗を置いたら、掘り起こした土を埋め戻します。植え付けができたら、たっぷりと水やりをします。株が大きくなるまでは、支柱を立てて支えると安心です。
植え替えは、5月~9月の生育期が適しています。非常に根の生育が早く、すぐに鉢の中が根でいっぱいになるので、鉢が小さいうちは、年に1回程度、植え替えます。根詰まりした状態は、水を吸収しにくく、枯れてしまう原因にもなります。株を鉢から抜いて、土を半分くらい落とし、根を1/3ほど切って、新しい用土に植え替えます。春に植え替えた株が、夏にはすでに鉢底から根がはみでるくらい育つことがあります。その場合は、1回り大きい株に、土をくずさず、そのまま植え替えます。

水やり

水を好むので、特に春~秋の生育期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。生育期に水を切らすと、花つきが悪くなったり、最悪の場合、枯れてしまうことがあります。特に真夏の晴天で乾燥する日などは、大量に水を必要とするので、毎日水やりをします。冬は、生育が穏やかになるので、土が乾いて数日してから水やりをする程度にします。庭植えの場合は、冬は特に水やりをしなくても大丈夫です。下の方の葉はどうしても落ちてしまいますが、春にはまた芽吹きます。

気を付けたい病気

病気や害虫に強い樹木ですが、気を付けたい害虫は、アブラムシです。春先に、ときどき発生することがあります。見つけ次第、薬剤を散布します。予防法として、枯れた花をそのままにせず、こまめに取りのぞきます。

病害虫に強く長く花を楽しめる

熱帯原産ですが、3℃以上あれば越冬できること、病害虫に強いこと、そして紫紺の美しい花を長く楽しめることから、人気があるそうです。成長期に水を切らさないこと、年に1回植え替えること、など何点か注意すれば、初心者でも育てやすいかもしれません。苗を選ぶ時は、葉の緑色が濃くしっかりしていること、茎がむだに伸びていないこと、つぼみの多いものを選ぶことが、ポイントだそうです。

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