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科目 カタバミ科

原産国 東南アジア

花の色 ピンク

大きさ 高さ2~3m

星形の果実が人気

マレー半島を中心として、東南アジアに分布する熱帯性の常緑樹木です。輪切りにすると星形になる珍しい果実と、羽状についた葉が夜になると眠るように垂れ下がる習性から、鑑賞用としても人気があります。

育て方

東南アジアのマレー地方を原産とする、ユニークな姿の果実を食用とする熱帯性果樹です。輪切りにすると星形になり、名前の由来になっています。和名は五斂子(ごれんし)です。本来は10m以上に生育することもありますが、日本で栽培されているものは、2m~3mほどに留まります。葉は、小さな葉がたくさん集まって羽状になる奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)という形で美しく、夜になると眠るように垂れ下がります。5月~6月になると、枝や幹から直接花茎を出して、1cmほどのピンクの小花を多数つけます。花後は、薄緑色の果実が、枝にぶら下がるようにつき、熟するにしたがって黄色に変わります。果実は縦方向に5本の隆起した稜が走っており、表面にはロウのような光沢があります。丈夫で育てやすく、冬に室内に取り込めば、容易に冬越しします。自分の花粉で結実するので、1本植えるだけで実をつけます。品種は、果実が大きく酸味の強いタイプと、果実がやや小さく酸味が少ないタイプに大別されます。皮は薄いので、生で食べたり、ジュースやピクルスにも利用されます。

用土は、水はけのよい土を好みます。赤玉土(小粒)6・腐葉土2・川砂2などの割合で混ぜた土を使用します。また、植え付ける際は、鉢底に大粒の軽石などを入れて水はけを良くしておきます。
肥料は、生育期間中に年3回与えます。生長を始める春3~4月、花が咲いて果実ができはじめる6月ごろ、果実が大きくなる8月ごろに、三要素(チッ素、リン酸、カリ)が等量か、リン酸がやや多めの肥料を、規定量置き肥します。窒素分が多いと実付きが悪くなるので、注意します。

ふやしたい場合は、種まきか、さし木でふやします。
種まきは、種を自家採取してまきます。春~秋の高温期が適しています。ただし、実ができるまでに6~7年かかり、品質が一定しないので、種から良い苗を作るのは難しい作業です。
さし木は、4月~9月が適しています。5~7cmほどの長さで切って、バーミキュライトや赤玉土小粒などの、清潔な用土にさしてます。2~3年後から収穫でき、7~8年で成木になります。

主な作業としては、「剪定」、「摘果」があります。
剪定は、生長を始める春3月~4月、または収穫後の秋が適しています。枝があまり横に張らずに邪魔にならないので、基本的に剪定の必要もありませんが、日当たりをや風通しを邪魔する枝が出てきたら、枝分かれしている付け根から切り落とします。
摘果は、たくさんの実がなると栄養が行き渡らないため、実が小さいうちに行って数を制限します。

育成に適した環境

高温多湿と強い日差しを好みます。日当たりのよい場所が適しています。日照不足になると実つきが悪くなります。生育適温は20℃~25℃で、耐寒性は比較的強く、5℃程度の気温でも耐えますが、1日の温度差10℃以上になると枯れてしまうので、温度変化には注意します。沖縄など冬でも暖かく、温度差も激しくない環境でなら庭植えも可能ですが、それ以外の地域では温度管理のしやすい鉢植えで栽培します。春から秋にかけての生育期は、屋外で直射日光に当て、冬は日当たりの良い室内で栽培します。

種まきの時期

植え付けは、4月~5月が適しています。鉢植えは7~8号鉢を用意します。植えつけ後たっぷりと水を与え、日当たりのよい場所に置きます。食べた種からも栽培は可能ですが、結実するまで6~7年かかります。
植え替えは、根詰まりを防止するため、1~2年に1回行います。

水やり

乾燥を嫌うので、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。夏の乾燥期は、特に注意して水切れにならないように、毎日水やりをします。冬でもたっぷりと水やりをします。

気を付けたい病気

病害虫には比較的強いほうですが、気を付けたい害虫は、ハダニやカイガラムシです。
カイガラムシは、風通しが悪かったり、日照不足により発生することがあります。見つけ次第、薬剤を散布します。予防策として、剪定で風通しを良くし、日当たりの良い場所で育てます。
ハダニは、高温乾燥期に発生します。葉裏につき吸汁して植物を弱らせるので、見つけ次第、薬剤を散布します。

鉢植えで育て、実も葉も楽しむ

たっぷりとした果汁と、さくさくした食感のスターフルーツ。星形の果実が可愛く、夜になると眠るように垂れ下がる葉も、珍しい習性で楽しめそうです。急激な温度変化や水切れに気をつければ、病害虫に比較的強く、枝を間引く作業がある程度で、育てやすい果樹です。黄色の果実は、鑑賞用にも、収穫後には食卓を彩るトロピカルフルーツとしても、楽ませてくれそうです。

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