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科目 バラ科

原産国 ヨーロッパ東部~アジア西部

花の色 白

大きさ 高さ1~3m

赤い宝石サクランボ

和名は桜桃(おうとう)。サクランボの名は、桜の実を指す「桜ん坊」からきたといわれ、可愛らしい果実は食用としても人気があります。

育て方

サクランボの栽培種を大別すると、甘果桜桃(カンカオウトウ)と酸果桜桃(サンカオウトウ)、中国桜桃の3種があります。
日本で主に栽培されているのは、甘い甘果桜桃で、「佐藤錦」「紅秀峰」「ナポレオン」など、多くの品種があります。
サクランボは自家不結実性が強く、ほとんどの品種が自分の花粉では受粉しないので、他の品種を混植して受粉させる必要があります。
佐藤錦とナポレオン、紅秀峰と佐藤錦など、相性のよい組み合わせで植えると、よく実をつけます。ただし、佐藤錦と南陽などのように、交配しない組み合わせもあるので注意が必要です。
酸果桜桃は、酸味があるのが特徴で、自家結実性があり1本でもよく実をつけます。比較的栽培しやすく、家庭向きですが、あまり流通していません。
中国桜桃の暖地桜桃(だんちおうとう)も、自家結実性があり1本でもよく実をつけます。果実は小ぶりですが、栽培も比較的容易で、こちらは流通しています。
サクランボは耐寒性があり、東北地方より南では栽培できますが、暖かい地域では、実が落ちやすく、栽培しにくいと言われます。暖地桜桃は暖かい地域でも育てやすい品種です。

鉢植えの用土は、水はけ・水もちが良いものを選びます。市販の用土を使用する場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
肥料は、庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に、有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

主な作業としては、12月~2月に冬の剪定、7月下旬~8月に夏の剪定を行います。冬の剪定では、込み入った部分の長い枝を間引いたり、短果枝によく実がつくので、新梢を20~30cmに切り詰めます。夏の剪定は、長く伸びそうな枝を切りつめることで、木を大きくしすぎないことができます。サクランボは太い枝を切ると、切り口から枯れることがあるので、幼木のうちに樹形をつくっておきます。
また、日本では、サクランボの果実の成熟期は、梅雨時期と重なります。果実に水分が吸収されると、裂果しやすくなるので、梅雨時期は樹全体、または枝をビニールなどで覆って雨よけをして裂果を防ぎます。

3月中旬~4月中旬、開花の時期は受粉を行います。実をたくさんつけさせるには、受粉は必ず行います。5分咲きと満開時の2回、他品種の雄しべの花粉を、受粉させる花の雌しべにつけ、人工授粉を行います。
また、実が多くつきすぎると1つずつの実が大きくならないので、つぼみも間引きます。剪定の際に、短果枝につく花芽を間引くのが効果的です。
開花後、40~50日経つと、果実を収穫できるようになります。十分に色づいたものから順に収穫します。鳥に食べられやすいので、防鳥ネットなどが役に立ちます。

育成に適した環境

日光を好みます。日当たり良好な場所に植え付け、また鉢植えを設置します。東北地方より南で、涼しく雨の少ない地域が栽培に適しています。

種まきの時期

植え付け、植え替えは、12月~3月が適しています。高さ60~70cmで切り返して植えます。植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気をよくして根詰まりを防ぐことが目的なので、通常2~3年に1回は作業が必要です。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が白く乾いたら、たっぷり水を与えます。庭植えの場合は、土質にもよりますが、夏によほど雨が降らない日が続かないかぎり、水やりの必要はありません。

気を付けたい病気

葉や果実に赤褐色や褐色の斑点を生じる灰星病や褐斑病、枝梢を枯らす胴枯れ性の病気に注意が必要です。
また、果実に食い入るシンクイムシ、幹に食い入るコスカシバ、新梢や枝などで吸汁するアブラムシ類、カイガラムシ類などの害虫にも注意が必要です。

花も果実も楽しめる樹木

赤い宝石とも言われるサクランボ。可愛らしい果実と、さわやかな甘酸っぱさが人気のフルーツです。アメリカ産の甘みの強いサクランボも流通していますが、やはり日本産の繊細な味のサクランボが人気のようです。サクランボは、春は花を、初夏には果実を楽しむことができます。剪定や受粉など、サクランボの特性に合わせてその時々に作業が必要なので、やや難易度は高いですが、サクランボを家で育てて、収穫する楽しみはチャレンジしてみる価値があると思います。

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