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科目  ラン科

原産国  ブラジル

花の色  紫、白、複色

大きさ  高さ30~40㎝

紫色のリップが人気のラン

ブラジルなど南米の熱帯地域原産で、約200年前にイギリスに偶然輸入され、品種改良されてきました。別名「紫香蘭」(シコウラン)の名前の通り、紫色のリップと香りの良さから人気があります。

育て方

中型の地生ランで、ブラジルを中心とした、南米の熱帯地域におよそ18種が分布します。自生地では樹上や、湿り気のある崖地に生育します。株元にできるバルブ(茎)から新芽が出ると、その葉と葉の間から花芽が伸び、開花します。水分を好み、よく育った葉には、洋ランでは珍しくみずみずしさがあります。リップの色が濃紫で美しい「ジゴペタラム・レッドベイル‘プリティー・アン’」、リップは白地に紫色のストライプが入る「ジゴペタラム・ブラッキー」、小型のジゴペタラム「ハメルウェルサラ ジューン ‘インディゴ・スー’」などの品種があります。

植え付けには、水ゴケや軽石を使います。シンビジウムに似ている性質のため、使用する鉢や植え込み材料は、シンビジウムと同じで大丈夫です。深さのあるプラスチック鉢か、化粧鉢を用意します。
肥料は、生育期に集中して与えるのがポイントです。4月~6月は月1回、固形肥料を株元の新芽から離した場所に与えます。同時に液体肥料も、月2~3回与えます。7月~9月は、液体肥料のみを月2~3回与えます。

ふやしたい場合は、株分けでふやします。植え替え時に行います。最低でも1株に(茎)が3つ以上つくようにして分け、小さく分けすぎないようにします。バックバルブふきという方法もあります。葉のなくなった古いバルブを株から取り去り、湿らせた水ゴケの鉢に倒れない深さで植えておくと、バルブの下から新芽が出て、新たな株になります。

主な作業としては、「支柱立て」、「花茎切り」、「芽かき」などがあります。
支柱立ては、花茎が伸び、開花する前に行います。これは、花が咲くと重みで折れることがあるため、その予防策です。また、花茎は光のある方へ曲るため、伸びてきたら、むやみに移動させないようにします。まっすぐ直立した花姿にするためにも、支柱は立てたほうが良いです。花茎切りは、最初のほうの花が終わったら、花茎と付け根を切り落とすことです。芽かきは、1つのバルブ(茎)の株元から複数の新芽が出た場合、1本を残して付け根で切り取ることです。残された新芽に栄養が行くことで、充実した大きな株になって、花つきも良くなります。

育成に適した環境

耐寒性が弱く、強い日差しにも弱いので、季節に合わせた環境で育てます。春から秋までは、屋外の比較的明るい場所に置き、40%ほど遮光します。強い日差しで葉が焼けることがあるので、真夏は60%ほど遮光します。冬は、室内の窓辺に置いて、ガラス窓越しの日光に当てます。日ざしが弱すぎると、花つきが悪くなります。温度は10℃、できれば13℃~15℃あればベストです。また、風通しのよいところを選び、雨にぬれ続けるようなところは茎や新芽が腐りやすくなるので、避けます。

種まきの時期

株が鉢からはみ出そうになったら、植え替えます。時期としては、3月~5月が適しています。2年に1回程度、行います。株が大きく育っていたら、同時に株分けもできます。

水やり

水を好み、乾燥には弱いです。初夏から秋の生育期は、植え込み材料の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。秋の中ごろから少しずつ水やりの量を減らし、冬は休眠期間なので、乾かし気味にします。

気を付けたい病気

気を付けたい病気は、ウイルス性の病気です。葉に黒い斑点や筋ができ、生育が衰えて、枯れてしまいます。他の株にも伝染するので、早めに処分するか隔離します。予防法は、作業に使用するハサミや刃物を消毒して、菌を持ち込まないことが、最も大切です。
気を付けたい害虫は、ナメクジです。屋外で育てている時は、鉢底を確認し、発見したら除去します。ナメクジをつけたまま室内に取り込むと、伸びはじめた花芽を食べられてしまうことがあります。

初心者にも取り組みやすいラン

園芸店では、年末のギフトシーズンから早春まで並び、比較的入手しやすいこと、小型で育てやすい種類も増えていることから、初心者でも育てやすいと言われます。性質の似ているシンビジウムと一緒に管理できることも、人気の理由だそうです。水やりをきちんとして、季節に合わせた環境を整えてあげれば、紫のリップが美しい、香りの良い花を咲かせてくれるはずです。

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