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科目 シソ科

原産国 地中海沿岸

花の色 白、ピンク、紫

大きさ 高さ30cm~100cm

揺れる紫の花穂が涼しげな、芳香性の高いハーブの代表格

ラベンダーは地中海沿岸部が原産地で、北アフリカから西アジア、インドまで広範囲に分布している小低木です。春から初夏に穂状の花を咲かせます。地中海沿岸部の乾燥した気候に適した植物なので、日本の梅雨時の多湿な気候は苦手です。

育て方

鉢植えは、梅雨前に雨の当たらない場所に移動させておきます。また、梅雨前の開花時に収穫を兼ねて切り戻しをしておくと株の風通しが良くなり、次の花も咲きやすくなります。花の収穫をする場合は、花が咲き始まってすぐの頃に行います。開花直前に精油の成分の濃度が高くなるためです。晴れた日の涼しい午前中の収穫が適しています。肥料はあまり与えなくても元気に育ちます。植え込みの際に緩効性化成肥料を元肥として土に混ぜ込んでおくか、春と秋に固形の化成肥料か薄めた液肥を与えます。肥料過多になると花の数が少なくなりますが、逆に全く肥料を与えないと花茎が伸び過ぎたり花が咲き揃わなくなったりもします。

育成に適した環境

日当たりと水はけ、風通しの良い場所が適しています。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。夏の高温多湿には弱いですが、寒さには強く、最低気温が0度を下回らなければたいていの株は屋外で冬を越せます。まれに寒さに弱い品種もありますので苗を入手する際確認しておきましょう。土は、市販のラベンダー用土を使用するか、自分で土を作る場合は赤玉土5、腐葉土3、川砂2の割合で混ぜると良いでしょう。真夏の直射日光には弱いため、鉢植えは明るい日陰に移動させ、地植えの株にも日陰を作ってあげると良いです。また、2年に1度くらいの割合で春に株を深く刈り込むと株が元気になります。また、鉢植えのラベンダーは根詰まりを起こしやすいため、株が大きくなったら4月頃に鉢替えをします。

種まきの時期

春か秋に行います。ポットに入れた種まき用土か市販のラベンダー用土に1cmほどの深さで種をまきます。種を1晩水に浸しておくと発芽しやすくなります。種まきをしたら、乾燥しないよう管理します。2~3週間で発芽します。ラベンダーは挿し木でもふやすことができます。緑がかった若い枝を先から10cmほどのところで斜めに切り、小粒赤玉土や挿し木用土に挿し、明るい日陰で管理します。約1ヶ月ほどで根が伸び、植え込みが出来るようになります。その際、根を傷つけないよう注意します。ラベンダーは種から発芽させるより挿し木でふやすほうが初心者にも比較的容易です。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。ラベンダーは乾燥を好む植物なので、水やりは夏場でも数日に1度で充分です。葉に水がかからないよう根本に水やりをします。株が蒸れるのを避けるため、夏の水やりは涼しくなった時間帯にします。過度な水やりは葉を傷め、根腐れを起こしやすくします。冬場は株が休眠していますので、水やりは控えます。真冬の夕方に水やりをすると夜間に土中で水が凍結し、霜柱が根を持ち上げて根が傷むことがあります。

気を付けたい病気

うどんこ病、アブラムシ、ハダニ

肥料を少なめに、乾燥気味に育てる

ラベンダーの語源はラテン語の「ラヴァンド(洗う)」で、古代ローマ時代から入浴剤や香り付けとして人々に利用されてきました。日本に初めてラベンダーが入ってきたのは19世紀初めでしたが、この時はほとんど普及しませんでした。フランスから持ち込まれたラベンダーの種が日本各地で栽培され始めたのが昭和12年です。近年では本当に多様な種類のラベンダーが園芸店で見られるようになり、ラベンダーオイルはアロマテラピーオイルの代表格として位置付けづけられています。肥料を少なめに、乾燥気味に育てるよう気をつければ栽培が容易な上に、リラックス効果の高い花の香りを楽しめるラベンダーは、ガーデニング初心者にもお勧めのハーブです。

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