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科目 ラン科

原産国 アジア、オセアニア

花の色 白、ピンク、黄、橙、緑、茶、複色

大きさ 高さ30cm~80cm

冬の室内で長い期間咲き続ける南国原産の花

洋ランの中ではコチョウランと並んで最も人気のある種類がシンビジュームです。原産地は主に東南アジアから東アジアで、品種改良が重ねられ作り出されたシンビジュームは大小さまざまな種類があり、通常は鉢植えで楽しみます。

育て方

株の下部のふくらみはバルブといい、この中に水分や養分をためて生長し、生長と共にバルブが増えていきます。大変丈夫な植物で、冬から春の間に花を咲かせ、一度開花すると2ヶ月以上咲き続けますが、あまり長期間花を咲かせ続けると株が消耗するため、開花から30~50日の目安で花茎を切ると良いでしょう。

育成に適した環境

シンビジュームは洋ランの中では初心者にも育てやすく、水やりと温度管理に気をつければ難しい手入れの必要はありません。最低気温が10度以上になる5月頃から屋外に出し、充分日光に当てて育てます。葉焼けを防ぐため、真夏の強い直射日光は避け、風通しの良い場所に鉢の間隔を空けて置くようにしましょう。10月になったら屋内で育てます。冬は最低温度が5度~15度くらいの場所に置きます。暖かすぎると花のもちが悪くなり、蕾が落ちることがあります。花芽が伸びたら支柱を立てて、折れないように注意しながら花茎をまっすぐに支えます。品種によっては下部に花茎を垂らすものもあります。肥料は、春~秋に洋ラン用の固形肥料と、さらに薄めた液肥を与えます。液肥は10日に1回が目安ですが、株が弱っている様子であれば追肥を一度止めます。冬場は肥料を与える必要はありません。夏の終わり頃、1つのバルブに1つの芽を残し、新芽を摘む「芽かき」を行います。この作業を行うと冬に元気な花を咲かせます。

種まきの時期

4~5月、種まき用土を入れたトレーやプランターに5cm間隔ですじまきをします。薄く土を被せたら、新聞紙などで土を覆い、乾燥しないようにします。発芽したらすぐに日除けを外し、充分に日光に当てながら、適度に間引きします。根がしっかり伸びたら鉢に植え替えられます。また、株分けでふやすこともできます。2~3年に1度くらい、4月頃、鉢から株を外し、一回り大きな鉢に植え替えます。バルブの数が増え、根が鉢いっぱいになったら植え替え時期です。土はラン用の培養土やチップを使うと良いでしょう。鹿沼土などを使うと根腐れを起こしやすくなります。株の植え付け後は明るい日陰で管理し、水をたっぷりと与え、肥料は1ヶ月ほど経ってから、洋ラン用の肥料を月に1度ほど与えます。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。春は2~3日に1度、夏場は特に乾燥が早まるため、できれば朝と夕に水やりをします。秋~春先は株が休眠期間に入るため、やや乾燥気味に管理します。しかし、シンビジュームはバルブに水分を蓄える性質がありますので、数日水やりを忘れても心配いりません。冬は土が乾いたら常温の水を午前中に与えます。あまり冷たい水を与えると根が傷みます。

気を付けたい病気

黒斑病、モザイク病、炭そ病、ナメクジ、カイガラムシ、ハダニ

夏の間はこまめな追肥と水やりを

シンビジュームは「肥料食い」とも呼ばれており、夏場はこまめな追肥が必要になります。逆に、花が可憐に咲き続ける冬の間は特に難しい手入れの必要はなく、冬の室内を長期間彩ってくれます。また、種類によっては花の芳香も楽しめます。忙しくてしばらく手入れを怠っていた株も、ふたたび手入れをしてあげると花を綺麗に咲かせるようになります。基本的に病害虫に強い植物ですが、芽かきや株分けの際、株にウィルスが入りやすくなりますので、清潔なハサミを使うようにしましょう。

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