記事の詳細

科目イワタバコ科

原産国メキシコ、ブラジル、コロンビア、アルゼンチンなど

花の色白、ピンク、赤、黄、橙、青、紫、複色

大きさ高さ15cm~100cm

ラッパのような花が長い期間咲き続ける中南米原産の球根植物

育て方

中南米の地域に30種以上が分布する球根植物です。「アキメネス」という名前はギリシャ語で「寒い天気が好きではない」という意味です。その名前が示す通り、耐寒性はあまりなく、夏の暑さにも弱いため、初心者には育成が少し難しい植物です。地植えには向いておらず、鉢植えで育てます。植え付けは3月下旬から5月上旬に行います。湿らせたバーミキュライトかピートモスを入れた鉢に植え付け、発芽したら市販の球根用の培養土または小粒赤玉土4、バーミキュライト4、川砂2の割合に緩効性化成肥料を混ぜ込んだ土を入れた鉢に移植します。球根の頭が3cmほど埋まるくらいの深さに植えます。本葉が6~8枚になったら摘心をして脇芽をふやすと花芽がふえて花付きが良くなります。茎が折れやすい品種は支柱を立てて茎を支えます。開花期は7~10月上旬で、比較的長い期間、ラッパ型の花が次々と咲き続けます。追肥は、花が咲いたら緩効性化成肥料を置き肥するか薄めた液肥を2週間に1度与えると花付きが良くなります。花が咲き終わり、葉が枯れると球根が休眠期に入ります。枯れた葉は株元から取り除きます。屋内に移動させ、そのまま土の中で冬越しさせても良いですし、球根を掘り起こして保管することも可能です。

育成に適した環境

半日陰の暑過ぎず寒過ぎない環境が適しています。真夏の直射日光を浴びると株が弱り、枯れる場合もあるので、明るい日陰の涼しい場所で育てます。耐寒気温は5~10度のため、冬は暖房の効き過ぎない屋内で管理します。

種まきの時期

秋以降の休眠期に球根を掘り起こすと球根がふえていますので、それを採取し、水で洗ってよく乾燥させて屋内で保管し、春先に植え付けます。また、挿し木でふやすことも出来ます。5~6月頃、枝の先を10cmほど切り落とし、水に差して1時間ほど水揚げをし、濡らした市販の挿し木用の土かバーミキュライトを入れたポットに枝穂を挿します。充分に根が張ったら植え付けが出来るようになります。

水やり

株の生長期は、土の表面が乾きかけたらたっぷりと水やりをします。休眠期に入る9月頃から水やりの回数を減らし、地上部が枯れたら水やりを止めます。アキメネスは生長期には水分を多く必要とします。生長期は土がしっとりと湿っぽい状態を保つようにしたほうが元気に育ちます。株元や葉に水がかかると病気の原因になりやすいため、水を与える時は注意します。逆に休眠期は水は必要ありません。

気を付けたい病気

アブラムシ、ハダニ、オンシツコナジラミ

寒過ぎず暑過ぎない環境で生長期はこまめに水やりを

さまざまな色や形のかわいらしい花を咲かせる植物ですが、暑さ、寒さに弱いため日本では育てにくく、似たような形状の花でアキメネスより育てやすいペチュニアの人気もあって、近年の国内での人気は決して高くはないようですが、根強いファンがいるのも確かです。アキメネスの日本での流通は比較的最近で、18世紀に中南米からヨーロッパへ渡り、品種改良されたものが1950~60年頃に日本に入って来たと言われています。桐の花に似ていることから日本では「花桐草」とも呼ばれています。上級者向けの植物とされていますが、温度管理にさえ気を付ければ翌年も綺麗な花を咲かせてくれます。中南米が原産の植物らしい独特の花姿や強い色合いと花期が長いのも魅力的で、毎年株をふやしていくのも楽しいものです。

ガーデニング  ガーデニング

関連記事

ガーデニングのピックアップ記事

ページ上部へ戻る
このサイトは個人が運営しています。