記事の詳細

科目キキョウ科

原産国東アジア

花の色紫

大きさ高さ40cm~150cm

キキョウは紫の花が日本で古くから親しまれる、情緒ある多年草です。

育て方

東アジアが原産の多年草です。丈夫で耐寒性があり、育成も容易ですが、真夏の暑さにはやや弱いです。繁殖力が旺盛なため、庭植えにはある程度スペースの余裕が必要です。植え付けは3~4月、または9~10月に行います。地植えの場合は植え付けの2週間前に腐葉土を混ぜ込んでねかせておきます。1週間前に緩効性化成肥料か堆肥を混ぜておくと良いです。弱酸性の土を好むため、苦土石灰を混ぜる必要はありません。鉢植えにする場合は、市販の花用の培養土に鹿沼土を1~2割混ぜ込むか、小粒赤玉土5、鹿沼土2、腐葉土3の割合の土に緩効性化成肥料を混ぜ込みます。酸性の鹿沼土で土壌のPHを調整します。冬は地上部が枯れ、休眠します。草丈が10㎝くらいの時に摘心をして脇芽をふやすと花の数がふえます。花期は5月~7月です。花が咲き終わったら花茎を株元から10cmくらいで切り取ると花付きが良くなります。生長期に合わせて3~5月の間に追肥をします。緩効性化成肥料を月に1度置き肥するか、薄めた液肥を週に1度与えます。真夏に一旦花が終わり、秋の始めに再び花が咲きます。鉢植えの株がいっぱいで根詰まりを起こしていたらひと回り大きな鉢に植え替えます。地植えの場合も、たくさんふえ過ぎたら掘り起こし、株分けや植え替えを行います。

育成に適した環境

日当たり、風通しの良い場所が適しています。有機質の肥沃な酸性の土壌を好み、高温多湿は苦手です。日当たりが悪いと花付きが悪くなりますが、真夏の直射日光には弱いため、鉢植えの場合は半日陰に移動させると良いです。庭植えの場合は、植え付けの際、西日が木陰で避けられるような場所に植え付けるほうが良いです。冬場は北海道でも冬越しが可能なくらい寒さに強いですが、霜で株が傷む場合もあります。心配であれば藁や腐葉土を厚めに被せて冬越しさせます。屋内だと日照が足らず生育が悪くなりますので、鉢植えも屋外に置くようにします。

種まきの時期

3月下旬~5月に行います。市販の種まき用の土か小粒赤玉土を入れたポットに種まきをし、薄く土を被せて乾燥しないよう明るい日陰で管理します。間引きをしながら、本葉が5~6枚になったら植え付けが出来るようになります。本格的な開花は翌年以降となります。キキョウは株分けでふやすことが出来ます。株が休眠に入る秋頃、直根性で人参に似た根をナイフで縦に切り分け、上部が1cmほど埋まるくらいの深さで土に埋めておくと芽が出てきます。また、挿し木も可能です。茎の先を5cmほど切り取り、1時間ほど水揚げをしたら、濡らした市販の挿し木用の土か小粒赤玉土に挿して日陰で管理します。充分に根が張ったら植え付けが出来ます。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。庭植えの場合は、植え付けの時以外は特に水やりの必要はありません。あまりに乾燥している時のみ水やりをします。乾燥気味なほうが株が元気に育ちますが、根がカラカラに乾いてしまうと枯れる場合があるので注意します。鉢植えは、秋から徐々に水やりの回数を減らし、冬の休眠期は水やりを止めます。

気を付けたい病気

灰色かび病、モザイク病、アブラムシ、ハダニ、センチュウ

中国では漢方薬、韓国ではキムチの材料、日本では観賞花として

キキョウは日本でも古来から愛されてきた植物です。万葉集に「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」と秋の七草が記述されていますが、朝貌(あさがお)の花は桔梗だと言われています(諸説あり)。また、キキョウは家紋のひとつとしてもよく知られ、明智光秀や坂本龍馬も桔梗紋を使用していました。また、キキョウの根は中国ではせきや喉の漢方薬でもあり、韓国ではキムチの材料になります。日本では観賞花としてのイメージが強く、東アジア地域では古くからキキョウの存在が人々の生活に深く根付いていたことがうかがえます。

ガーデニング  ガーデニング

関連記事

ページ上部へ戻る
このサイトは個人が運営しています。