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科目  シソ科

原産国  地中海沿岸・北アフリカ

花の色  白

大きさ  高さ20~50cm

繊細な香りの料理用ハーブ

淡いミントのような香りで、少し甘みがあります。香りは、葉っぱを乾燥させても落ちず、肉や野菜など様々な食材と相性がよいことから、料理の風味を引き立てます。丈夫で育てやすく、春から夏にかけて、白い花を咲かせます。

育て方

地中海沿岸原産の多年草で、料理の風味づけなどに利用されるハーブです。同属のオレガノよりも微妙な風味と、タイムをやや甘くしたような香りがあり、イタリア料理やフランス料理には欠かせません。その香りは、20世紀初頭までバラ、ラベンダー、ローズマリーに次いで貴ばれていたと言います。また、寿命を大きく伸ばすハーブとして、古代ギリシャ・ローマ時代から栽培されていました。幸福の象徴として結婚式の花冠に利用され、故人の冥福を祈って、故人といっしょに埋葬される花でもありました。
草丈20~60cmほどに生長し、赤みがかった枝をたくさん茂らせ、表面に細かい毛の生えた丸い葉っぱを付けます。夏になると茎の頂点近くの葉の付け根から、短い花茎を伸ばし、小さな葉っぱが重なり合って球形になり、その間から白い花を咲かせます。
葉っぱには、食欲増進や消化促進、体内の毒素を排出する効能もあります。鎮静作用や頭痛や歯痛の緩和、精油の香りにはリラックス効果も期待できます。

用土は、水はけの良い、中性~弱アルカリ性の土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用やハーブ用培養土か、赤玉土(小~中粒)6・腐葉土4の割合などで混ぜた土を使用します。庭植えの場合は、植え付ける2週間前に苦土石灰を、1週間前に腐葉土を2~3割、土に混ぜておきます。
肥料は、植え付けの際に、緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおきます。真夏の7~8月と、冬をのぞいて、月1回液体肥料を与えます。ただし、与えすぎると弱々しい株になるので、元気であれば、植え付け時以外与えなくても大丈夫です。

ふやしたい場合は、種まき、さし木、株分けでふやします。
種まきは、下記(種まきの時期の項目)と同様です。実から採取した種は、親株よりも香りが弱くなるので注意します。
株分けは、一番簡単なふやし方です。時期は、5月ごろが適しています。2~3年に1回を目安に、ナイフなどで株に切り込みを入れて分けます。切り分けた株は、鉢植えや庭植えにします。丈夫な植物なので、多少根が傷んでも、簡単に根付きます。鉢植えで鉢の大きさをこれ以上大きくしたくない場合も、株分けをします。
さし木も、5月ごろが適しています。 枝を5~10cmほどの長さに切って、赤玉土(小粒)などさし木用の土にさします。根がでるまで土が乾かないよう半日陰で管理します。株が十分に生長したら、鉢植えや庭植えにします。

主な作業としては、「刈り込み」があります。
高温多湿に弱く、梅雨時期に蒸れて葉が枯れることがあります。梅雨に入る前に刈り込みをして、風通しを良くします。

育成に適した環境

日当たりと、水はけ、風通しのよい場所が適しています。高温多湿に弱いので、年間を通して乾かし気味で育てます。また、耐寒性もやや弱く、霜に当たると葉が傷みます。霜の降りる地方では、庭植えの場合は11月までに掘り上げて鉢に移し、冬の間軒下などで管理します。

種まきの時期

種まきの時期は、3月~4月か9月が適しています。育苗箱や平鉢に赤玉土(小粒)など土を入れ、重ならないよう種をまきます。薄く土をかぶせ、芽がでるまで土が乾かないよう水やりをして管理します。発芽後は、葉っぱが重ならない程度に間引き、本葉が6~8枚になったら、鉢植えか庭植えにします。
苗植えの時期も、3月~4月か9月が適しています。鉢植えの場合は、6~7号鉢に1株が植え付けの目安です。庭植えは、日当たり、水はけ、風通しのよい場所に植え付けます。
鉢植えの場合は、鉢底から根がでるようになったら植え替えます。5月か9月~10月に、1回り大きな鉢に植え替えます。庭植えの場合は、不要です。

水やり

乾燥気味の方がよく育ちます。水は土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。土がまだ湿っているうちに水を与えると、過湿になり根腐れを起こします。庭植えの水やりは不要です。

気を付けたい病気

病気や害虫の心配はほとんどない植物ですが、気をつけたい病気は、灰色カビ病です。
過湿だと、灰色カビ病になることがあります。水がしみたような模様が現れ、しだいに枯れてしまいます。見つけ次第、病変部分を取り除き、薬剤を散布します。予防策は、日当たりと水はけのよい場所で育てることです。

収穫して自家製調味料に

多湿にならないようにさえ注意すれば、丈夫で初心者での育てやすい植物と言えそうです。ハーブなので、収穫後は料理の調味料としても活躍してくれます。開花直前の精油成分が多い株を収穫すると、冷凍しても香りが落ちないそうです。長期保存して、色々なレシピに使う楽しみがあります。

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