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科目  アヤメ科

原産国  ヨーロッパ

花の色  赤、ピンク、オレンジ、青、紫、白、黄、複色

大きさ  高さ20~100m

華やかなレインボーフラワー

レインボーフラワー‘虹の花’といわれるほど、多彩な花色を楽しめます。約200種あるアイリスの仲間で、最も華やかで、多くの品種があります。

育て方

ヨーロッパから中近東に分布する、様々なアヤメの交配育成が行われた系統です。花びらのつけ根の近くに、ブラシのように毛が密生しているのが特徴です。ドレスをまとったような優雅な花が美しく、香りも楽しめます。草丈は、1m近くになるものから、10~20cmのミニタイプまであり、花の咲く時期も品種によって異なります。根茎が球根のように丸く大きくふくらんで、横に伸びて株が広がり、ふえていきます。

用土は、水はけがよく、有機質に富んだ土を好みます。赤玉土(中粒)5・鹿沼土(中粒)3、腐葉土2などの割合の配合土を肥料します。中性からアルカリ性を好むので、1リットル当たり苦土石灰を3g混ぜておきます。水はけの良くない場所に植え付ける時は、高うね植え(土を山だかに盛ってその上に植え付ける)が適しています。

肥料は、夏の暑い時期に肥料を残さないよう、秋と早春に施します。庭植えの場合、3月と9~10月に1回ずつ、ゆっくり効くタイプの化成肥料を株の周りに施します。鉢植えの場合は、10月~12月と2月~3月に、月1回置き肥します。軟腐病の恐れがあるので、窒素の多い肥料は避け、リン酸が多く含まれる肥料を使用します。

ふやしたい場合は、株分けで増やします。
時期は、梅雨明けの8月~10月が適しています。寒冷地では、9月までの早めに行い、冬までにしっかり根を張らせます。株分けは、植え替えと同時期に行います。1つの株に、芽が1~3個付くように、清潔なナイフなどで根株を切り分けます。分けた株の葉は、半分くらい切り落として、余分な水分が蒸発するのを防ぎます。切り取ったそれぞれの根茎を、横に寝かせるようにして、浅く植えつけます。複数植える場合は、10cm以上の間隔をあけて、植え付けます。

主な作業としては、「花がら摘み」「枯れ葉取り」があります。
しぼんだ花がらは、こまめに摘みとります。見栄えが良くなり、病気も予防できます。合わせて、ひととおり花が咲き終わったら、花茎を切り取ります。そのままにしておくと種ができ、栄養がとられて株が弱くなってしまいます。
枯れ葉取りは、適宜行いますが、特に春先と梅雨前は、根茎が見えるくらい株元をすっきりさせます。花の咲かない小さな芽や、葉が込み合っているところは間引き、風通しをよくします。

育成に適した環境

耐寒性、耐暑性とも強い植物です。日当たりが良く、水はけの良い環境が適しています。高温多湿、日照不足は根腐れや株が弱まる原因になります。鉢植えの場合は、良く日が当たり、雨は当たらない場所で育てます。庭植えの場合は、乾きやすいところに浅く植えるのがポイントです。高台や傾斜地、盛り土したところなどが適しています。

種まきの時期

球根と苗から育てることができます。どちらも、8月~10月が植え付けに適しています。深く植えてしまうと腐ってしまうので、球根は浅く植え付けます。
庭植えの場合は、球根を横向きにして、背中が土から出るように浅く植え付けます。鉢植えの場合は、7号以上の深鉢に球根を1つ植え付けます。球根を横向きに浅く植えます。根が張るまでは倒れやすいので、支柱を添えてます。
植え替えは、庭植えの場合、3~4年に1回、9~10月に株分けを兼ねて行います。植えっぱなしでも育ちますが、同じ場所で育てていると、芽が込んで花つきが悪くなり、病気も出やすくなります。鉢植えの場合は根詰まりや土の劣化で生育が衰えやすいので、毎年新しい用土で植え直しをします。

水やり

やや乾燥した状態を好むので、鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。庭植えの場合は、極端に乾燥する時をのぞいて特に水やりは不要です。逆に過湿で腐らせないよう注意します。

気を付けたい病気

気を付けたい病気は、軟腐病です。
丈夫な植物ですが、植物の傷口から細菌が入ると、根や茎が溶けるように腐ってしまう軟腐病になる可能性があります。発生した場合は、感染した株は土から抜いて処分します。軽度であれば、株を掘り上げて、患部をきれいに洗い流し、乾燥させることで回復させることもできます。予防法は、梅雨など高温多湿期に、傷がつくような株分けや植え替えの作業をしないこと、水はけをよくすることです。
気を付けたい害虫は、アブラムシです。
5月~6月に発生しやすく、植物に寄生して、栄養を吸い取り弱らせます。薬剤を散布して予防し、見つけたら手で取り除くか、殺虫剤を散布します。

ガーデニング初心者におすすめの丈夫な花

暑さや寒さ、乾燥にも強い丈夫な花です。しかも多彩な花色があり、花の形もさまざまなので、自分好みの花を選べる楽しさもあります。作業の時期を間違えず、軟腐病さえ発生させなければ、とても育てやすい植物と言えます。華やかな花と、香り楽しめるジャーマンアイリス。生活空間にも華やかさを加えてくれそうです。

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