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科目 ヒガンバナ科

原産国 ヨーロッパ南東部~アジア南西部

花の色 黄

大きさ 高さ10~25cm

クロッカスに似た鮮やかな黄色い花

ヨーロッパ南東部からアジア南西部にかけて、約8種類が分布する球根植物です。9月~10月に、クロッカスによく似た、鮮やかな黄色の花を咲かせます。

育て方

日本ではステルンベルギア・ルテア、別名「キバナノタマスダレ」が最もよく栽培されています。名前はオーストリアの植物学者、シュテルンベルクにちなみます。秋に休眠から覚めて、黄色い花を咲かせます。ひとつの球根から3~5輪の花がつき、開花と同時に細長い葉を伸ばします。花後も葉を残し、春まで生長したあと、初夏に葉が枯れて、秋まで休眠します。日本には大正時代の末ごろに渡来しました。

用土は、水はけと通気性のある土を好みます。市販の草花用培養土か、赤玉土(小粒)7・腐葉土3などの割合で混ぜた土を用います。庭植えの場合は、植え付け前によく耕して、堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおくと、数年間植えっぱなしでもよく育ちます。
肥料は、植え付け時に、元肥として緩効性化成肥料を施肥します。追肥は、花後から春に葉が枯れて休眠するまで、液体肥料を月1回与えます。毎年、きれいな花を咲かせるために、追肥で球根を太らせます。特に鉢植えは、庭植えに比べて球根がやや小振りになる傾向があるので、翌年も花を咲かせるためには、追肥を忘れずに行います。

ふやしたい場合は、分球または種まきでふやします。
植えっぱなしにしておくと、球根が自然にふえるので、4~5年に1回掘り上げて、植え替えと合わせて分球します。種まきは、花後に種ができることがあるので、採取してすぐにまきます。ただし、生長はゆっくりで、開花する球根になるまで早くても5~6年かかります。

主な作業としては、「花がら摘み」、「球根の掘り上げ」があります。
花がら摘みは、花が終わったら、花首のところで切ります。
球根の掘り上げは、4~5年間経って、球根がふえて混み合ってきたら、掘り上げて植え替えます。毎年掘り上げる必要はありませんが、水はけが悪い土壌では、夏の休眠期に球根が腐りやすいので、初夏に葉が枯れたら、速やかに球根を掘り上げます。その後、雨のかからない涼しい日陰で、乾燥貯蔵します。

育成に適した環境

日当たりの良い環境が適しています。日に良く当てると、バランスのよい草姿に育ち、花色もくっきり鮮やかで濃くなります。半日陰でも育ちますが、葉が長く伸びる傾向があり、葉が花の丈を追い越して、花が葉に埋もれてしまうことがあります。また耐寒性は非常に強く、-5℃~-7℃くらいまで耐えることができます。ただし、霜にあたると葉が傷むので、鉢植えの場合は、屋根のある場所に移動します。また、過湿を嫌うので、水はけの悪い土壌では、腐葉土などの有機質を加えるとともに、軽石やパーライトを混ぜて、土壌改良します。鉢植えの場合は、夏の休眠期には雨の当たらない風通しのよい場所に移動させます。

種まきの時期

植え付けの時期は、8月下旬~9月上旬が適しています。植え付けが遅れると、花と葉の伸長が悪くなるので、注意します。鉢植えの場合は、5号鉢に4~5球、庭植えの場合は、球根2個分の間隔で、5cmほどの深さに植えつけます。あまり詰めて植え付けるのは、生育上良くないですが、多少まとまって植えたほうが、花が咲いた時に見栄えはします。
また、土に植えるだけでなく、ハイドロカルチャーや水栽培で育てることもできます。ただし水栽培の場合は、球根がひどく消耗するので、そのままでは翌年は花が咲きません。翌年も楽しみたい場合は、鉢植えや庭植えに植え替えて、よく日に当て、肥料をしっかり与えて球根を太らせるようにします。

水やり

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。過湿を嫌うので、やりすぎには注意します。葉が枯れて休眠に入ったものは、水やりは必要ありません。

気を付けたい病気

特にありません。

ガーデニング初心者におすすめの育てやすい花

数年間植えっぱなしにでき、手間がかからずに育てやすいので、ガーデニング初心者にもおすすめの球根植物です。ただし、翌年もきれいな花を咲かせるために、花後も春まで肥料を与えるのを忘れないようにします。庭植えや鉢植えだけでなく、ハイドロカルチャーや水栽培で栽培することもできるので、スペースの都合に合わせた方法で、黄色の愛らしい花を楽しむことができそうです。

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