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科目 ナス科
原産国 南アメリカ
花の色 ピンク、青、赤、紫、オレンジ、黄色
大きさ 10cm~30cm
華やかで初心者向けの花
カリブラコアはペチュニアの仲間で、育て方もペチュニアとほぼ似ています。ペチュニアよりは花が小さいですが、株いっぱいに花を咲かせてくれるので花壇の主役として植えることも出来ます。また、管理の方法も簡単なので初心者向けの植物です。
育て方
ペチュニアよりも夏の暑さに強く、暖地では越冬も可能なので多年草的な扱いが出来る植物です。多年草として翌年も花をつけてくれますが、ナス科の植物は連濁障害を起こすので花はだんだん小さくなってしまいます。株は摘心を行うことで、脇芽が伸び花をたくさんつけてくれるようになります。植え付け後2週間程度でいったん摘心を行います。花がある程度先進んだら、切り戻しすると秋には再びたくさんの花をつけてくれるようになります。花がらは病気の原因になるので、こまめに摘み取るようにします。
育成に適した環境
日当たりのいい場所が適しています。蒸れに弱いので風通しのいい場所で管理します。夏場は直射日光が当たらないようにします。用土は水はけのいい土が向いています。弱酸性の土を好むので鉢植えの場合は酸度が調整された土を使うようにします。初心者は自分で用土を作るのが難しければペチュニア用の専用用土が販売されているので、それを使うといいでしょう。肥料は元肥として緩効性の肥料を混ぜ込んでおきます。生育期は多くの肥料を必要とするので肥料切れを起こさないようにします。定期的に固形肥料を追肥し、加えて2週間に1回程度液体肥料も追肥するようにします。
種まきの時期
タネは市販されていないので自家採取で増やすことになります。タネは6月から11月にかけて採取できます。タネは硬い殻に覆われているので、石などにこすりつけて吸水しやすいよう傷をつけてからまくようにします。種まきの適期は3月~5月もしくは9月です。
水やり
水を好みます。土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにします。真夏の間は朝夕の涼しい時間帯に与えるようにします。日中に水を与えると鉢の中の水が熱くなり、蒸れてしまい根を傷めるので、日中の水やりは避けるようにします。水をやる時は花に水がかからないように株元に水をそっとかけるようにします。カリブラコアの花は水がかかるとしぼんでしまうので、株の上から水をザーとかけるのではなく、ジョウロなどで株元にそっと水をかけるようにします。この時ジョウロの口に手を当てて手に沿って水を注ぐようにすると泥はねしません。泥はねすると雑菌のついた泥が葉にかかり病気の原因になるので、なるべく土がかからないようにするためです。また、鉢の置き場所も雨による泥はねが少ないようにハンギングや足つきのものを使うと尚よいでしょう。
気を付けたい病気
灰色カビ病
小さくても存在感抜群の花
ペチュニアよりも小さい花ですが、株いっぱいに咲いてくれるので、大変豪華です。花色も豊富でペチュニアにはなかったオレンジ系があるので、人とは一味違った花壇を作りたい時は使ってみるのも有効です。どんな草花とも相性がいいので、寄せ植えにも向いています。

