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科目 アブラナ科

原産国 西ヨーロッパ

花の色 白、赤、紫、緑など

大きさ 高さ20cm~80cm

日本は品種世界一を誇るハボタンの宝庫

ハボタンはキャベツの仲間で、冬の花壇や正月飾りの代名詞といえる植物です。寒くなるにつれて葉が色づいてくる様子は大変風情があります。

育て方

1700年代に食用のキャベツとして日本にやって来ました。その後品種改良され「ハボタン」という品種が誕生したのは明治時代頃からとされています。戦後に入り、さまざまな色や種類のハボタンが登場し、冬の花壇の植物として定着していきました。大輪の花のように葉が広がった品種や、小ぶりの品種、茎の伸びた品種などさまざまですが、育て方は同じです。寒さに強く、初心者でも育てやすい植物で、一度植え込んだら特に難しい手入れの必要はありません。

育成に適した環境

寒さに大変強く、霜や雪で痛むことはほとんどありませんが、強い風の当たる場所はなるべく避けたほうが良く育ちます。日当たりの良い場所を好みますが、暑さには弱く、気温が高いと茎が細く伸びてしまいます。そのため、春になると花茎が伸び、菜の花のような花が咲いて、その後枯れて寿命を迎える場合が多いです。しかし二年草または多年草なので、つぼみが付く前に切り戻して植え替えをし、夏の間涼しい半日陰で管理すると夏越しすることが出来ます。苗は秋の終わりに植え込みます。土は市販の培養土に少しリン酸を足すと良いでしょう。酸性土が苦手なため、地植えする場合は土に石灰を混ぜ込んでおきます。肥料過多になっても不足気味でも葉の発色が悪くなる場合があります。追肥する場合は薄めの液肥を与えて様子を見ます。

種まきの時期

適期は7~8月です。セルトレーやプランターに培養土を入れ、種をまいた後は軽く土をかぶせ、水を与えて半日陰で発芽させます。発芽には2日ほどかかります。幼いハボタンは乾燥に大変弱く、水切れすると枯れてしまうことがあるので、いきなり日当たりの良い場所に出さず生育が安定するまでは半日陰で管理しましょう。間引きする時は根から抜かずに地際で茎を切るようにすると元気な芽を痛めずに済みます。その後生長に合わせて鉢上げし、本葉が10枚くらいになったら植え込みができるようになります。種は、収穫した種をまいても良いですが、ハボタンは複雑に品種改良されたものが多く、親と同じ性質の品種が育たない場合もあります。また、新芽で挿し芽すれば親と同じ品種が育ちます。

水やり

鉢植えの場合は用土の表面が乾いたら控えめに与えます。庭植えは、植えつけ時に根がしっかり根付くまでたっぷりと与えます。基本的に、乾燥気味のほうがよく育ちます。水を与え過ぎると根腐れを起こしますので注意しましょう。

気を付けたい病気

アオムシ、ヨトウムシ、アブラムシ、黒腐病

手入れをすれば2年目以降も楽しむことができる

一般的には夏前に寿命を迎えるハボタンですが、2年目以降に切り戻し、分枝させて「ハボタンの踊り咲き」として仕立てる愛好家もいます。さまざまな種類のハボタンが流通していて、そのバラエティーの豊かさは世界一といわれています。江戸時代に園芸が流行した時には「縁起が良い」と紅白のハボタンが大変好まれたようです。また、ハボタンはキャベツの一種ですからもちろん食用にもできるはずですが、ハボタンを食べている方の話はほとんど聞きません。味が気になるところです。近年は、大ぶりの華やかな品種よりも小さなプランターで育てることのできるミニハボタンのほうが人気があり、冬のガーデニングの寄せ植えには欠かせない植物として現在も不動の人気を保っています。

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