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科目  キク科

原産国  カナリア諸島

花の色  青、白、ピンク、黄、茶、紫、複色

大きさ  高さ20~60m

半球状の可愛らしい冬の花鉢

花色は一通りそろっていて、カラフルな花が半球状に咲きます。単色だけでなく蛇の目模様になるものもあります。冬から春の室内用鉢花として人気があります。

育て方

花は小輪種で2cm、大輪種は8cmを超します。園芸的に「シネラリア」と呼ばれていますが、シネラリア属ではなくペリカリス属に分類される植物です。カナリア諸島原産のペリカリス何種かを交配して、背が低く半球状に育つように改良されています。近年では、再び野生種と交配され、木立ち性シネラリアと呼ばれる草丈50~60cmほどに育つ園芸品種もあります。耐寒性が弱いので、真冬に花の咲いた株を購入した場合は、屋内で栽培し、最低温度5℃以上を保つようにします。

用土は、水はけと水もちが良く、有機質に富んだ土を好みます。
水はけと水もちがよく、有機質に富んだ土を好みます。赤玉土(小~中粒)5・ピートモスか腐葉土3・バーミキュライト2のなどの割合で混ぜた土を使用します。
肥料は、植え付ける時に、土にリン酸の多い緩効性化成肥料を混ぜ込み、追肥は10日に1回、薄めの液体肥料を与えます。肥料が切れると、花つきが悪くなり、花の大きさも小さくなるので注意が必要です。また、窒素が多くなりすぎると葉ばかり大きくなって、開花が遅れます。

ふやしたい場合は、種まきとさし芽でふやします。
種まきは、8月下旬~9月上旬が適しています。箱や鉢にばらまきして、雨の当たらない半日陰の涼しい場所で、乾かさないように管理します。発芽に光が必要なので、土はかけません。発芽後は、本葉が4枚以上になったら、ビニールポットにひとつずつ植え替え、大きくなったら鉢やプランターに植え付けます。種から育てると花が咲くのは遅くなりますが、耐寒性のあるしっかりした株になります。
さし芽は、花が咲き終わった4月下旬~5月が適しています。切り戻しをした後、株元から出てきた芽を、手で摘み取って、湿らせた赤玉土(小粒)にさしていきます。株の生長に合わせて、一回りずつ大きな鉢に植え替えて育てます。夏はできるだけ風通しの良い半日陰で管理し、肥料も欠かさず与えます。

主な作業としては、「花がら摘み」「切り戻し」があります。
花がら摘みは、上の方から咲いていく花を、花びらが散る前にこまめに摘みとります。それにより、下のほうにあるつぼみが、次々花を咲かせます。花がら摘みを続けて花が少なくなったら、芽のある節の上でカットする切り戻しをします。切り口から新しい枝が伸びて、さらに花を咲かせてくれます。花は4月になると終わるので、切り戻しの作業は3月上旬までに行います。

育成に適した環境

耐寒性、耐暑性とも弱いので、季節によって適した環境が変わります。そのため、庭植えには向きません。9月~11月までは、日当たりの良い場所に置きます。ベランダなどの屋外でも大丈夫です。12月以降は、屋内に取り込んで、日当たりの良い場所に置きます。ただ、暖房の効いた部屋は、土が乾燥すると同時に花の寿命も短くなるので、避けます。5℃前後の低温が適しています。春は霜が降りなくなったら、屋外でも大丈夫ですが、雨が当たると病気の原因になるので、置き場所には注意します。また、開花している鉢植えを購入した場合は、温室で栽培されて耐寒性が低いので、屋外は避けて屋内の日当たりの良い場所で管理します。

種まきの時期

種まきの時期は、8~9月が適しています。発芽温度は15~25℃です。育苗ポットに土を入れ、種を2~3粒まきます。土はかぶせず、雨の当たらない風通しの良い半日陰で管理します。土が乾かないよう、適宜水やりします。本葉が2~3枚になったら、元気な芽を1つだけ残し、それ以外を間引きます。本葉が6~7枚になったら、鉢に植え替えます。9月~10月に3号ポットに植え替え、11月~12月に4号または5号に植え替えます。開花を続けて花が少なくなったら、切り戻しと同時に、さらに一回り大きな鉢に植え替えると、より多くの花を楽しむことができます。

水やり

水を良く吸って水切れを起こしやすいので、土の表面が乾きだしたら、たっぷりと水やりをします。特に開花中は、水をよく吸います。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れでるまで、たっぷりと水やりをします。花に水かかると傷むので、株元に静かに水を与えるようにします。

気を付けたい病気

気を付けたい病気は、うどんこ病と灰色かび病です。
うどんこ病は、10月~5月に発生し、生育を阻害します。葉がカビの胞子で白くなっている場合は、取りのぞいて、殺菌剤を散布します。予防法は、風通しをよくして、日に当て、丈夫な株に育てることです。
灰色かび病は、11月~5月に発生し、感染すると、花や葉に水がしみたような模様があらわれ、ひどくなると株が枯れます。高温多湿の環境で発生し、病変を切り取るか、場合によっては株ごと処分することになります。予防法は、花がらをこまめに摘み、株の風通しを良くすることです。
気を付けたい害虫は、アブラムシとコナジラミです。
アブラムシは、非常につきやすく、葉や茎に針を刺して栄養を吸い、植物を弱らせるだけでなく、排せつ物がすす病を誘発する可能性もあります。見つけ次第、薬剤を散布します。予防法は、日当たり風通しを良くすることです。
コナジラミは、10月~5月に発生し、葉の裏に寄生して、栄養を吸い取ります。アブラムシ同様、排せつ物がすす病を誘発します。幼虫のうちに薬剤と散布して駆除します。予防法は、風通しを良くすること、戸外に出して成虫を手ではたいて追い払うのも効果があります。

冬のお部屋のインテリアに

暗くなりがちな冬のお部屋。青、白、ピンク、黄、茶、紫などカラフルなシネラリアの鉢があれば、部屋が明るくなりそうです。水を良く吸うので、水切れさせないこと、開花中は肥料を切らさないことなど、何点か注意すれば、初心者でも育てやすい花です。冬にはいろいろな品種の鉢が流通しているので、自分好みの花を探してみるのも楽しいかもしれません。

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