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科目  イワタバコ科

原産国  アルゼンチン、ペルー、ボリビア

花の色  赤と白、赤と黄、オレンジと黄

大きさ  高さ20~60cm

南米の森林に咲く鮮やかな花

アルゼンチン、ペルー、ボリビアの森林に自生する球根植物です。10月~3月に鮮やかな筒状の花を咲かせます。金魚が口を開けているような可愛らしい花が特徴です。

育て方

耐寒性が弱く、耐暑性もやや弱いので、基本的には一年を通じて鉢植えで育てます。現在は、イワタバコ科グロキシニア属ですが、かつてシーマニア属に分類されていたことから、今でもその旧属名で呼ばれます。シーマニアとして流通している品種は、グロキシニア・ネマタントデスとグロキシニア・シルバティカです。

用土は、水はけが良く、通気性のある土が適しています。市販の草花用培養土を使用するか、赤玉土(小粒)6・腐葉土2・ピートモス2の割合などで混ぜた土を作ります。ふかふかした感じの土を好みます。
肥料は、4月~9月の生育期に週に1回ほど液体肥料をしっかり与えて、丈夫な株に育てます。化成肥料など固形の場合は、月に1回ほど与えます。冬には施肥しません。

ふやしたい場合は、株分けやさし芽でふやします。
株分けは、5~6月が適しています。植え替えの際に、1株に3芽以上つくように株を分けて植え付けます。細かく分けすぎると、成長が弱くなります。さし芽も5月~6月が適していて、植え替えを兼ねて行います。伸びた茎の先端を6cmほどに切って、さし穂にします。水揚げをして、赤玉土などにさし、明るい日陰で水を切らさないように管理して、発根を待ちます。

主な作業としては、花がら摘みがあります。花がしぼんだら、こまめにつけ根のところから切り取ります。しおれた花を放置しておくと、そこからほかの部分まで傷んでしまうことがあります。特に枯れて落ちた花や葉を鉢土の表面に放置しておくと、灰色かび病が発生しやすくなります。株元も時々チェックが必要です。また初夏に枝先を摘む摘心の作業があります。この作業によって、脇から芽が出てきて枝数が増え、たくさんの花を楽しむことができます。ただし、花の時期は通常よりもやや遅れます。

育成に適した環境

耐寒性は弱く、耐暑性はやや弱いので、春と秋は戸外の日当たりの良い場所、夏は戸外の直射日光の当たらない半日陰、冬は日当たりの良い室内で育てます。冬の最低温度は10~15℃が目安で、15℃以上であればよく開花します。寒風にさらすと、一夜で枯れてしまうこともあるので、注意が必要です。

種まきの時期

よく芽が出て1年で鉢がいっぱいになるので、毎年植え替えます。時期は、5月~6月が適しています。根鉢を1/3くらい崩して、一回り大きな鉢にするか、株分けして同じサイズの鉢に植え替えます。植え替えることで、根詰まりを防ぐことができます。

水やり

乾燥にも多湿にも弱いので、水やりには注意が必要です。土の表面が乾きはじめたらたっぷりと水やりをします。水切れしてしまうと、すぐに下葉がしおれてしまいます。また、夏場は葉に水がかかると葉が傷むので、根元にそっと水やりします。冬は水やりを控え、乾燥気味に育てます。

気を付けたい病気

気をつけたい病気と害虫は、灰色かび病とホコリダニです。
灰色かび病は、咲き終わった花や葉が付着した部分に発生しやすいので、花がらはこまめに摘みます。発生すると、葉茎が溶けるように腐ったり、花に斑点が発生して、進行すると灰色のカビに覆われます。低温多湿の環境で発生しやすい病気です。発生した場合は、病変部分を取り除き、殺菌剤を散布します。
ホコリダニは、新芽などの柔らかい部分に寄生する害虫で、肉眼では確認できません。新芽が縮こまって変形したり、茶色く変色したり、枯れるなどの症状が現れたら、ホコリダニが発生した可能性が高いです。寄生した部分を取り除き、殺ダニ剤を散布します。

冬の部屋を彩る鉢植えの花

ギフトとしても流通し、赤と白、赤と黄、オレンジと黄など鮮やかな花が可愛らしい鉢植えの球根植物です。金魚のような花がたくさん、次々と咲くので、長い間楽しむことができます。花がらをこまめに切り取る必要があったり、季節に合わせて温度管理や水やりに注意が必要だったり、初心者にはやや難しい印象ですが、がんばって世話をすれば、冬の時期の部屋を、ぱっと明るくしてくれそうです。

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