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科目キンポウゲ科

原産国ヨーロッパ、西アジア

花の色白、ピンク、紫、黄、茶、黒、複色

大きさ高さ10cm~50cm

花の少ない厳寒期にしっとりとした存在感を放つ冬花壇の女王

真冬の花壇で可憐に咲く、繊細で存在感のある多年草です。バラのように色鮮やかではありませんが、シックな色合いが大変人気です。

育て方

高温多湿は苦手ですが、丈夫で育てやすく、よっぽどの過酷な環境下でなければ屋外で夏越しできます。夏場は涼しい木陰などに移動させると良いでしょう。鉢植えにも地植えにも向いていますが、屋内の鑑賞用には向きません。また、日陰でも元気に育つのでシェードガーデンにも多く使用されます。

育成に適した環境

水はけが良く風通しの良い場所が適しています。土は市販のクリスマスローズ用土を使うか、自分で作る場合は小粒赤玉土4、腐葉土3、小粒軽石3の割合で作ります。地植えする土が粘土質気味な時は、水はけを良くするために軽石や川砂、鹿沼土を混ぜ込んで調整します。春夏は日陰か半日陰、秋冬は日当たりの良い場所が適しています。鉢植えは季節に合わせて適切な環境に移動させると良いです。地植えの場合は夏は木陰などに移植するか直射日光が当たらないよう工夫します。また、クリスマスローズは寒さに強い植物ですが、厳冬の北風や霜で葉や芽が傷むことがあります。肥料は、植え込む時、土に小粒の緩効性肥料を混ぜ込んでおくと良いでしょう。冬から春先の間、液肥を10日に1回くらい与えます。株の生長が止まる夏場は肥料を与えると株が痛むので肥料を与える必要はありません。鉢植えの植え替えは秋から春先に毎年行います。株をこれ以上大きくしたくない時やふやしたい場合は株分けをします。1株が3芽くらいになるよう分けます。種を採取しないのであれば、株を疲れさせないよう終わった花は摘み取ります。

種まきの時期

咲いた花から種を取る場合は、5~6月に種が熟したら花がらごと切り取り、熟した種を採取して、すぐにまくか、乾燥させないよう保存して10月にまきます。種を乾燥させてしまうと発芽しなくなってしまいます。夏の種まきは避けるようにします。種を一晩水につけてから、トレーなどに入れた小粒赤玉土や鹿沼土にまいて、土を1cmほどかぶせます。日陰で管理し、乾燥させないよう気をつけます。発芽したら週に1度薄めの液肥を与えます。本葉が1枚大きくなってきたらポットに植え替えます。また、挿し芽でふやすことも可能ですが成功率はあまり高くありません。挿し芽をする場合は、茎を根元からはがし、ポットなどに入れた小粒赤玉土や鹿沼土に地中6cmほど斜めに挿して埋めます。根が生えてきたら根を生長させるために葉の数を半分ほどに減らします。根が生長したら植え替えができます。

水やり

土の表面が乾燥したらたっぷり与えます。やや乾燥気味のほうがよく育ちます。夏は夕方涼しくなってから、冬は極度に乾燥した場合のみ、午前中に水やりをします。その際、花や茎、葉に当たらないよう株元にやさしく水やりをします。夏場は株の休眠期なので、あまり水を与え過ぎると株が痛んでしまいますが、極度に乾燥し過ぎないよう注意しましょう。

気を付けたい病気

灰色カビ病 ブラックデス、アブラムシ、ハダニ、ナメクジ、ハモグリバエ、ヨトウムシ、ハマキムシ

日陰でも元気に育つのでシェードガーデンに向いている

キリストが誕生した時、近くにいた貧しい羊飼いの少女が、お祝いの贈り物をしたいのに何もなくて泣いていたら、その涙が落ちたところに白い花が咲き、少女が花束にしてキリストに捧げたその白い花がクリスマスローズだという伝説があります。近年は品種改良が進み、色や形のバリエーションもバラのようにブランド化され、種類もさまざまです。苗の値段は他のガーデニング用の草花に比べると比較的割高ではありますが、安価なものも増えてきており、ますます身近に楽しめる花になりつつあります。

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