ヒイラギは、ヨーロッパなどでは古くからリースやクリスマスデコレーションに使われてきた植物ですが、日本でもクリスマスシーズンになると「クリスマスホーリー」という名前で売られているのを見かけるようになりました。
ギザギザとした葉が特徴的で、クリスマスリースの飾りなどとしても使われます。
目次
ヒイラギを植える時期
ヒイラギは、3月から4月ごろに植えつけを行います。生垣としてヒイラギを植えている場合、枝の剪定は春もしくは秋が適しています。増やしたい場合は挿し木か実生を行って増やします。挿し木で増やす場合、適期は梅雨の時期です。実生で増やしたい場合は、採った種をそのまま土にまく「とりまき」の方法が適しています。 種を作るには花を咲かせて実を作る必要があります。セイヨウヒイラギは雌雄異株のため、実がついた状態の株を購入した場合であっても、近くに雄木がなければ受粉することができません。この場合、同じセイヨウヒイラギでなくても、モチノキ科の雄木があれば受粉することがあります。 ヒイラギモチも雌雄異株の植物ですが、雌木であれば一本でも結実することもあるります。次の年も楽しみたいと考えている人は、実がついた状態のヒイラギモチの苗を購入するといいでしょう。
ヒイラギの管理方法
セイヨウヒイラギとヒイラギモチは、光の当たりにくい場所でも育つという性質を持っています。そのため、あまり光の強く当たラない所であれば日向から半日陰で管理でき、比較的場所を選びません。ヒイラギはとても丈夫で耐寒性もあるのが特徴ですが、乾燥が続いた場合や特に寒い場合な祖は霜害で枯れてしまうこともあります。毎年雪の降るような寒い地域で育てる場合は屋内で鉢植えなどで管理した方がいいでしょう。 水やりについては、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。また、植える際に肥料を与えると育ちが良くなります。その後、1月~2月ごろに緩効性の肥料を与えるようにします。 植え替えやより大きな鉢に植え替える場合は、春3~4月頃に行います。枝を選定して整える場合も、この時に行います。
ヒイラギは寒さに要注意
ヒイラギはもともとあまり強い寒さには適していません。特にモクセイ科のヒイラギの場合、耐寒性が弱いため、日本であれば主に西日本など、関東地方よりも西で自生します。耐陰性があり、光を真奈利必要としないため生垣として植えることもができます。枝を刈り込んでも耐えられる萌芽力があるので、手入れがしやすいというのも生垣に最適な理由です。 ヒイラギの植え付けと植え替えは春であれば3~4月頃に行います。秋であれば、9月頃に行います。枝を整える等、選定を行う場合は花が咲いた後すぐか、春の3月頃が適しています。水やりは土の表面が乾いたら与えるようにします。肥料は元肥を与えます。生育の状況をみながら、必要であれば2月頃に緩効性肥料を与えるといいでしょう。