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科目 サトイモ科

原産国 熱帯アメリカ

花の色 白

大きさ 高さ30~80cm

清楚な雰囲気が人気の観葉植物

清楚ですらっとした花びらのような仏炎苞と、光沢があるグリーンの葉のコントラストが美しく、観葉植物として人気があります。その姿から「上品な淑女」「清らかな心」という花言葉をもっています。

育て方

熱帯アメリカにおよそ30種、東南アジアに数種が分布します。丈夫で育てやすく、プレゼントや室内向けの観葉植物として親しまれています。白い花びらのように美しく、花として鑑賞しているのは仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる部分で、葉に近いものです。花はひも状の部分、肉穂花序にたくさん付きますが、小さく目立ちません。園芸品種に、和名オカメウチワ、コロンビア原産の「フロリブンドゥム」、花に芳香があり、草丈1.2mになるメキシコ原産「コクレアリスパートゥム」、日本で作られたコンパクトな品種「メリー」などがあります。

用土は、水はけと水もちのバランスが良い土を好みます。赤玉土(小粒)7・腐葉土3、または赤玉土(小粒)8・腐葉土1・川砂1などの割合で混ぜた土を用います。庭植えの場合は、植え付ける前に地面を耕し、腐葉土を混ぜ込んで水はけをよくしておきます。
肥料は、開花のために十分に必要とします。春から秋の生育期には、2カ月に1回、緩効性化成肥料を与えるか、10~15日に1回液体肥料を与えます。肥料の成分に窒素が多いと、葉はよく茂りますが、花が咲かないので、注意が必要です。冬は基本的に肥料は不要ですが、新芽が伸びて生長している場合は、生育期と同様に肥料を与えます。

ふやしたい場合は、株分けでふやします。
株分けの適した時期は、5月~9月です。植え替えを兼ねて行います。鉢から抜き取った株を、包丁などで2~3等分に切り分けます。このとき根をほぐして、傷んだ根や古い土を取り除いておきます。そして、それぞれの株を、新しい用土で植え付けて、新芽が出るまで明るい日陰に置いて管理します。
種を採取して育てることもできますが、開花までに3~4年かかります。一般的には、株分けでふやします。

主な作業としては、「花がらの整理」があります。
白い仏炎苞(ぶつえんほう)が緑色を帯びてきたら、花が終わりに近い証拠です。そのままにしておくと、種が付き、株の体力が消耗されます。種を採取しないのであれば、早めに花茎の付け根から切り取ります。

育成に適した環境

直射日光の当たらない半日陰が適しています。強い日射しに当てると、葉焼けを起こしたり、葉全体が茶褐色に変色します。冬は直射日光に当てても大丈夫ですが、春や秋は、レースのカーテン越しのような柔らかい日差し、夏は、明るい半日陰に移動させます。暗すぎる場所だと、花が咲かなくなるので注意します。耐寒性が弱いので、冬は室内に取り込み、最低8℃以上の気温で管理します。寒い地域で庭植えした場合は、10月には掘り上げて室内で管理します。

種まきの時期

種は市販されていないので、採取したものをすぐに土にまきます。 育苗箱などの浅い容器に、赤玉土(小粒)と水苔を混ぜあわせた土を入れ、重ならないように種をばらまきます。うすく土をかぶせて、乾かないように水やりをしながら、日陰で管理します。発芽して、ある程度株が大きくなったら、苗植えします。苗植えは、5月~7月が適しています。また、生育旺盛で根が良く張るので、根詰まり防ぐため、1~2年に1回、植え替えます。

水やり

水を好むので、生育期の5月~9月は、土が乾きかけたら、たっぷりと水やりをします。空気中の湿度が高い状態も好むので、同時に葉に霧吹きで水をかけるのも効果的です。また、夏の間は鉢を池などに入れて楽しむこともできます。気温が20℃を下回ってきたら、水の量を徐々に減らしていき、冬は土の表面が乾いてから、水やりをします。

気を付けたい病気

気を付けたい病気は特にありませんが、気を付けたい害虫は、ハダニ、カイガラムシ、ナメクジです。
ハダニは、乾燥期に発生することがあります。葉の裏側に寄生されると、擦り切れたような白い斑点が葉の表面にいくつも現れます。見つけし次第、薬剤を散布します。水が苦手なので、葉の表裏に水を吹きかけると予防できます。
カイガラムシは、風通しが悪いと発生することがあります。茎から植物の樹液を吸汁して、生育を衰えさせます。幼虫のときは、薬剤散布が有効ですが、成虫になると殻のようなもので覆われ薬が効きにくくなるので、見つけ次第、歯ブラシなどでこすり落とします。
ナメクジは、屋外で育てる場合、一番やっかいな害虫になります。やわらかい葉や花を食い荒らしてしまうので、見つけ次第、取り除きます。地面に直接鉢を置くと、登ってくることが多いので注意します。

室内でも良く育つ丈夫な観葉植物

丈夫で難しい手入れを必要としない観葉植物で、お店やオフィス、公共施設など、あらゆるところで鉢植えが置かれているのを見ることができます。すっきりとした白の花びらのような仏炎苞と、鮮やかなグリーンは、清楚で爽やかな雰囲気を醸し出し、インテリアとして部屋に置くだけで、部屋の雰囲気を変えてくれそうです。生育期の水やりと、根の状態には気を配りつつ、初心者でも安心して室内で育てられそうです。

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