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科目キョウチクトウ科
原産国マダガスカル
花の色白、ピンク、紫
大きさ花の大きさ 5cm~8cm程度
毎日のように咲き続ける花
育て方
乾燥に強くとても丈夫な植物です。沖縄などの暖かい地域では野生で咲いている花です。地植えもできますが、苗の場合は植え付けた後本葉8枚程度で、いったん摘心を行います。摘心を行うことで、脇芽が伸び、更に多くの花を付けることが出来ます。日々草という名のとおり、花は毎日のように次々と咲き続けます。咲き終わった花は、株の足元に落ちるので気づいたら掃除するようにします。また、花が終わった後は種が出来ますが、種は株の栄養を多く吸収してしますので、株を長持ちさせたい時は種はさやごと摘み取るようにします。
育成に適した環境
日当たりの良い場所を好みます。水はけが良ければ土は特に難しくありません。25℃以上でよく育つので夏の花壇を彩るのに向いています。10℃以下では枯れてしまうので基本的には一年草扱いですが、暖かい地域では冬越しも可能です。肥料は毎日花を咲かせるので欠かせません。液体肥料を苗のうちは一週間に一回程度与え、花壇に植える際には緩行性肥料をあらかじめ土に混ぜ込んでおきます。植え付け後も定期的に液肥を与えて肥料切れを起こさないようにします。
種まきの時期
発芽温度が22℃と比較的高めなので、充分に気温のあがった4月中旬以降に種まきを行います。発芽までは2週間ほどかかるので、その間乾燥させないようにします。また、種は光を嫌う性質なので種をまいた後は厚めに土をかぶせます。基本的に日々草は移植を嫌う植物です。根がまっすぐに伸びる直根性なので、この根を傷つけてしますと極端に生育が悪くなります。日々草は直まきも可能なので、花壇に直接まいて育った芽を間引きしながら育てるのも一つの方法です。ポットから植え替える場合は、ポットの土を崩さないようにして植え付けましょう。
水やり乾燥に強い植物なので鉢が乾いてから水を与えるようにします。あまりじめじめした環境だと根腐れをおこしてしまいます。地植えの場合は、ほとんど自然の雨だけでも生育できます。真夏の暑い時期は水をまくようにします。
気を付けたい病気
立ち枯れ病
立ち枯れ病は土の中の細菌が原因で起こる病気です。出来るだけ清潔な土を使うようにします。また、日々草は同じ場所に植え続けると生育が悪くなる連作障害のある植物なので、一度育てた場所では3年程度は植えないようにします。
手抜きのガーデナーでも大丈夫
日々草は派手な花ではありませんが、次々と花を咲かせる長く持つ花です。手間もそれほどかからないので、長いあいだ花壇に色をそえる役割を果たしてくれます。花色も豊富なので、同じ花でも変化をつけることが出来ます。特に花壇にそんなに時間をかけられない人にはオススメの植物です。

