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科目 ツバキ科

原産国 日本 朝鮮半島

花の色赤 ピンク 白 複色

大きさ 高さ約5m~10m

日本で定番の庭木

鮮やかな花の色で冬の景色をたのしませてくれる椿は、庭木の定番として古くから愛されてきました。また、品種によっては種から椿油が取れることから、美容などの面でも人気があります。

育て方

ツバキは常緑の中高木です。日本では古くから庭木として定番の樹木です。庭木として育つものは管理にそれほど手間はかかりませんが、定期的に剪定が必要です。剪定は3月~4月が適期です。花芽は花が終わってすぐに形成されはじめるので、強い剪定を行うと花がつかなくなってしまいます。樹形を整える程度に、不要な枝を切り、枝先を軽く切り戻す程度にとどめておきます。

育成に適した環境

日当たりの良い場所を好みますが、日陰でも十分に育ちます。日当たりの良い場所は西日を避け、日陰の場合はなるべく明るい日陰を選びます。建物のある場所なら、東側や南側が適しています。乾燥を嫌うので、冬の乾燥した風が当たらない場所が適しています。湿気を好む性質です。

用土は水はけが良い土が適しています。また、有機質を多く含んだ弱酸性の土を好みます。基本的に地植えは粘土質の土でなければ、それほど土の性質にこだわらなくでも大丈夫です。鉢植えの場合は、赤玉土、鹿沼土を多めに腐葉土を混ぜたものを使います。肥料は年2回施します。庭植えは油粕などの緩効性肥料を2月に寒肥として株元から20㎝離して埋めておきます。2回目はつぼみが膨らんだ秋に同様に施肥を行います。肥料の置き場所は春と秋で違う場所に置くようにします。同じ場所に置くと多肥の影響で生育が悪くなるからです。庭植えの場合は、肥料は少なめに施すようにします。

種まきの時期

さし木、種まきで増やすことができます。さし木は、6月~8月に行います。春に伸びた新しい枝を15㎝程度に切り、いったん水につけて吸水させてから、清潔なさし木用の専用の土にさします。根が出るまでは、風通しのいい半日陰で乾かさないように管理します。湿度が必要なので、ビニール袋に穴をあけて鉢にすっぽりかぶせます。秋ごろに発根していれば、鉢上げします。

種まきは、完熟した実を収穫し、日陰に数日置いておきます。皮が割れたところで、中の種を取り出し、冷蔵庫で保存しておきます。種まきは3月に行います。花が咲くまで3~4年かかります。

水やり

地植えの場合は、ほとんど自然の雨水だけで大丈夫です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら水をたっぷり与えます。ただし、植え付けて2年以内の株は開花期に多くの水が必要なので、特に水をたっぷり与えるようにします。

気を付けたい病気

すす病 チャドクガ

和風のイメージの花

日本では古くから親しまれてきた花です。日本的なイメージの花として、小物などのモチーフによく使われます。花の少ない冬に、鮮やかな色の花を咲かせる姿は、もうすぐ春の訪れを感じさせる、日本的な原風景です。葉の姿も大変美しく、肉厚で艶のある葉は、「ツバキ」の名の由来にもなっています。実からは良質の油が採れます。女性の髪に艶とはりを出す油として昔から用いられてきました。

多くの日本人に愛されてきたツバキですが、武士の時代には不吉な花として忌み嫌われました。ツバキの花が散る際に、花びらが一枚ずつ離れるのではなく、花の形のまま、花の根本からぼたりと落ちてしまう姿が、斬首の様子を思い起こさせたからです。それでも、多くの庭にツバキは植えられ、花の少ない季節に人の目を楽しませてくれる花となっています。

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