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科目 ユリ科(キジカクシ科、スズラン科で分類される場合もあり)

原産国 ヨーロッパ、東アジア、北アジア

花の色 白、ピンク

大きさ 高さ15~20cm

春の訪れを告げる可憐な花

春の訪れを知らせる多年草で、鈴のような可愛らしい花です。君影草(きみかげそう)の別名もあります。

育て方

鈴のような形の花をつける多年草です。日本で最も多く栽培されているのは、ヨーロッパ原産のドイツスズランで、日本原産のスズランよりも大型で丈夫です。寒さに強いですが、暑さにはやや弱いです。ドイツスズランは、葉と花が同じ高さで開花し、鉢花やポット苗で流通します。香りが強く、香水の原料としても使われています。ピンクの花を咲かせるピンクスズランもあります。日本原産のスズランは本州中部以北のほか、朝鮮半島、中国に分布します。葉に隠れるようにひっそりと咲き、主に山野草として扱われますが、高温多湿に弱くてやや育てにくく、流通は多くありません。夏に葉が焼けやすいので、半日陰で育てると良いです。また、全草に毒をもち、特に花と根に多く含まれるので、取り扱いに注意が必要です。

鉢植えで育てる場合、水はけと通気性が良く、適度な保水性のある土が適しています。例えば、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1などで配合します。日本産のスズランを植えつける場合は、さらに1割ほど軽石を追加します。肥料は、植えつけの際に、元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜ、花後に追肥として緩効性化成肥料または液体肥料を施します。

主な作業は、花がら摘みで、4月から5月にかけての開花時期が終わったら、花茎をつけ根で切ります。ふやしたい場合は、10月中旬から11月下旬、または3月の休眠期に、地下茎を4~5芽くらいに切って株分けします。放任すると株がどんどん混み合ってくるので、4年くらいで株分けするとよいでしょう。鉢植えであれば2~3年くらいが目安です。花芽はやや丸みを帯び、葉芽はとがっているという点で区別がつくので、花芽を折らないように注意します。

育成に適した環境

暑さにやや弱いので、夏に半日陰となる落葉樹の下などで育てます。また、水はけのよい土壌を好むので、腐葉土や堆肥などの有機物をよくすき込んでおきます。

種まきの時期

植え付け、植え替えは、10月上旬から12月上旬、もしくは4月上旬から5月上旬に、株元の芽が土に隠れる程度に浅植えします。

水やり

鉢植えの場合、表土が乾いたら、たっぷりと水やりします。庭植えの場合、湿り気のある場所なら水やりせずに大丈夫ですが、土壌が乾きやすい場所は、表土が乾いたら水やりをします。

気を付けたい病気

特にありません。

可憐な花が美しい

小さく可憐で、葉かげでひっそり咲くスズランは、君影草という別名もあり、日本人が昔から好んできた花です。ヨーロッパでもスズランを贈ると良いことがあり、贈られると幸せになれると言われ、幸福のシンボルになっているそうです。耐寒性が強く、日陰でも育ちますが、とくに日本原産のスズランは高温多湿に弱いので、初心者には育てるのがやや難しいかもしれません。まずはドイツスズランを、育て方のポイントさえ押さえれば、チャレンジする価値はありそうです。また、バラ、ジャスミンとならんで、三大フローラルノートと呼ばれるスズランの香りも、育てる楽しみのひとつです。

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