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科目 ヒガンバナ科

原産国 地中海沿岸、北アフリカ、西アジア

花の色 白、ピンク、赤、黄、橙、青、紫、茶、黒など

大きさ 高さ20cm~40cm

世界に10.000種存在する冬の球根花の女王

スイセンは、フランス南部、ポルトガル、スペイン、西アジアが原産の球根植物の多年草です。原種は60種類ほど確認されており、現在では品種改良によって10.000種近いスイセンが存在し、日本でも冬の花として人気があります。

育て方

球根の植え付けは10月頃に行います。球根の大きさによって、10~20cmほどの間隔を空けて植え込みます。越冬のために、厳寒期までしっかり根を張らせる必要があります。地植えにしたら3~4年は掘り返さなくても毎年花を咲かせます。肥料はあまり与えなくても大丈夫です。肥料過多になると病気にかかりやすくなります。基本的に、スイセンは一度植えたらこれといった手入れの必要はありません。冬の気温の低い環境下におくと、早春から花付きが良くなります。開花後は花を摘み取り、葉を残します。葉が光合成で栄養を作り、球根に送るため、枯れた葉のみ取り除きます。夏になると地上部が完全に枯れますが、そのまま放置します。株分けや移植をする場合は、夏の間に球根を掘り起こし、冷暗所で保管し、秋に植え付けを行います。

育成に適した環境

日当たり、水はけの良い場所が適しています。砂っぽい土壌を好むため、土壌が粘土質寄りな場合は軽石や川砂などを混ぜ込みます。土は小粒赤玉土6、腐葉土3、川砂1の割合で作ると良いです。緩効性化成肥料を元肥として混ぜ込んでおきます。その後は開花が終わったら薄めた液肥を月に1~2度与える程度で充分です。スイセンは日当たりを好む植物で、日照時間が花付きに影響します。そして冬の寒さに晒すことで花芽が育ちます。暖かいと開花が遅れるか、開花しない場合もあります。また、何年か育てていて花が咲かなくなることがあります。その時は球根が込み合った状態になっているかもしれませんので、夏に掘り起こし、秋に植え直しを行います。もしくは、肥料過多も考えられます。

種まきの時期

スイセンには、種まきでふやす方法と球根で株分けする方法があります。一般的には球根を分けてふやします。夏、葉が枯れ終わったら土から球根を掘り起こします。1シーズンで3~4個ほどの新しい球根が作られます。これらの球根を手で切り離し、ネットなどに入れて涼しい場所で保管し、10月頃植え付けをします。小さな球根も育ちますが、開花するまで数年かかる場合があります。

水やり

植え付け後、土が乾いたら水やりをします。特に地植えの場合は、秋から冬の始めにかけては、根の生長が活発な時期なので、忘れずにたっぷりと水やりをしてください。冬場に水やりする場合は、午前中の暖かい時間に行います。夕方に水やりをすると、地中が凍結して球根や根が傷む場合があるからです。また、よっぽど乾燥している場合を除けば水やりをしなくても大丈夫です。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。開花後、葉が枯れ終わるまで水やりをします。やや乾燥気味のほうがよく育ちます。夏は球根が休眠していますので水やりを控えます。

気を付けたい病気

ウィルス病、モザイク病、アブラムシ

スイセンには毒があるのでペットや子どもが誤って食さぬよう注意

スイセンには「ヒガンバナアルカロイド」という毒が含まれています。スイセンの球根はタマネギにやや似ています。また、葉はニラによく似ているため、誤って食べてしまい亡くなった事例もあります。ペットが散歩中にかじって中毒を起こすことも考えられます。汁で皮膚炎を起こす場合もあるのでスイセンを手で取り扱う際は注意が必要です。また、スイセンには古代ギリシャ時代の有名な伝説があります。「ナルシスト」の語源となった「ナルキッソス」という人物が、水面に映る自分の姿に恋してしまいましたが、その恋が成就することはないと知ったナルキッソスはショックのあまり死を選びました。その後、水辺で自分の姿を見るためにうつむくナルキッソスの姿がスイセンになったのです。スイセンの花言葉は「自己愛」です。

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