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科目 ウリ科

原産国 アメリカ南部、メキシコ

花の色 黄

大きさ 高さ50~60cm

カボチャの仲間、人気の夏野菜

キュウリのような見た目ですが、ウリ科カボチャ属に属するカボチャの仲間です。カボチャと違ってつるが伸びないため、「つるなしカボチャ」とも呼ばれます。イタリア料理を始め、最近は一般家庭でも料理に利用され、夏野菜として人気があります。

育て方

ズッキーニの名は、イタリア語に由来し、「小さなカボチャ」を意味します。アメリカ南部やメキシコ原産のペポカボチャの仲間です。カボチャは完熟果を食用にしますが、ズッキーニでは、開花後4~10日の未熟果を収穫して食用にします。果実だけでなく、開花後4日ほどの若い花は「花ズッキーニ」として食用になります。
生育適温が18~23℃といわれ、低温に強く、栽培しやすいため、家庭菜園でもよく栽培されるようになりました。葉に見られる白い斑点は、病気ではなく、葉の模様です。

用土は、水はけの良い、弱酸性~中性の土を好みます。鉢植えやプランター植えの場合は、市販の野菜用培養土か、赤玉土(小粒)5・腐葉土3・バーミキュライト2などの割合で混ぜた土を使います。植え付けの2週間前に、苦土石灰1gと少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。
地植えの場合は、植え付けの2週間前に、深さ20~30cmほど土を耕し、苦土石灰を混ぜて、土壌酸度の調整をしておきます。1週間前になったら、元肥を施して土と良く混ぜ、幅100cm、高さ10cmの畝を作ります。

主な作業としては、「支柱立て」、「受粉」、「剪定」、「収穫」があります。
支柱立ては、草丈が伸びてきたら、株のわきに長さ1.5mほどの太い支柱を立て、株を固定します。ズッキーニは、茎が太く大きく伸びる性質があり、茎の背丈が高くなると、葉と実の重みや、強風によって途中で折れてしまうことがあります。茎と支柱は8の字で結び、生長に合わせて、結び目も上部へ移動させます。
受粉は、6月上旬以降、雄しべが開花したら摘み取り、雌しべの柱頭にこすりつけていきます。ズッキーニは、雄しべと雌しべが別々につくため、マンションなど自然の力で受粉をすることがむずかしい環境は、人工受粉で確実に着果させます。花粉がよく出ている朝9時ごろまでに行うか、日が落ちる直前に行うのがベストです。花の付け根に小さな実をつけた状態で花が開いているのが、雌しべです。
剪定は、収穫する実から下3節より下にある葉っぱを、すべて摘み取ります。不要な葉を摘み取って、風通しをよくすることで、害虫や病気の発生を防ぎ、株の生育を促します。
収穫は、開花後4~10日、実の長さが20~25cmほどになったら収穫します。「花ズッキーニ」と呼ばれる花も一緒に食べる場合は、10~15cmほどの大きさになったら収穫します。清潔なナイフやハサミを使ってヘタの部分から切り取ります。収穫が遅れると株に負担がかかり、弱ってしまうので注意します。また、大きくなりすぎた実は固くなるので、適した時期に収穫します。

育成に適した環境

日当たりのよい場所が適しています。生育適温は18~23℃で、低温にも強いです。

種まきの時期

種まきの時期は、3月中旬~5月中旬が適しています。発芽適温は25℃~30℃で、気温が10℃を下回ると発芽しません。鉢土に2ヶ所指で穴を空け、種を2~3粒植え付けます。その後、土が乾かないよう水やりをして管理します。本葉が1~2枚になったら、1株になるよう間引きます。本葉が3~4枚に生長したら、鉢やプランター、地植えにします。
植え付けの時期は、4月~6月です。株元が地表すれすれになるよう浅植えにします。乾燥に弱いので、株元をワラなどで覆うと安心です。
鉢植えの場合は、株が大きく生長するので、鉢の大きさは10号以上、深さ30cmはあるものを選びます。ひとつの鉢に、苗を1つ植え付けます。底に鉢底石を敷き、鉢の1/3ほど土を入れたら、根についた土をほぐさず苗を置き、周りに土を入れていきます。
プランターの場合は、幅60cmのプランターに、苗を1つ植え付けます。たくさん植えると、収穫量が減ってしまうので注意します。プランターの底に鉢底石を敷き、鉢植えと同じく根についた土をほぐさず苗を浅植えにしていきます。
地植えの場合は、日当たりと水はけのよい場所に植え付けます。植え付け2週間前に、苗より1周り大きい植え穴を掘り、土を作り、苗を植えます。株同士の間隔は、70~100cmほど空けます。連作障害は起こりにくいですが、過去3年以内にウリ科の植物を育てた場所は避けます。

水やり

根が浅く張るので、乾燥しやすく、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。乾燥しやすい真夏は、昼間を避けて、朝と夕方の2回水やりをします。

気を付けたい病気

気を付けたい病気は、うどんこ病です。
高温多湿の時期に発生しやすく、葉っぱの表面に、白い粉を吹いたようなカビが繁殖します。見つけ次第、病変部分を切り取り、薬剤を散布します。病変が株全体に広がったら、土から引き抜いて、焼却処分します。予防策は、株同士の間隔を空け、適度に剪定して風通しをよくすることです。
気を付けたい害虫は、アブラムシです。
高温多湿の時期に発生しやすく、茎葉や新芽に寄生して、針を挿して栄養を吸い取り、株を弱らせます。見つけ次第、薬剤を散布するか、ガムテープなどで直接株から引きはがします。予防策は、株同士の間隔を空け、適度に剪定して風通しをよくすることです。

栄養豊富なズッキーニ

ズッキーニは低カロリーで、代謝を高めてくれるビタミンB、Cやカロテンが豊富に含まれています。最近は、スーパーなどでも良く見かけるようになり、すっかり夏野菜の常連になりました。オリーブ油など油とも相性が良いので、油炒めやスープ、煮ものなど、色々なレシピで楽しむことができます。丈夫で栽培しやすいので、家庭菜園でも人気があるそうです。ベランダでも育てられ、自分で収穫した栄養豊富なズッキーニで、夏の元気をチャージできそうです。

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