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科目 ミカン科

原産国 中国長江周辺

花の色 白

大きさ 高さ100cm~150cm

黄橙色の小粒の果実が収穫できる、庭木として人気の柑橘類

キンカンは、ミカン科の常緑性低木です。耐寒性があり育てやすく、庭木として日本でも長年愛されています。毎年3~5月に黄色い実をつけます。他家受粉の必要がなく、2本植えなくても結実します。果実はビタミンA、ビタミンCが豊富で、生で食することも出来ますが、甘酸っぱい甘露煮が大変人気です。また、品種によって果実の風味や結実時期が微妙に異なります。

育て方

キンカンの植え付けは3月下旬から4月下旬が適期です。秋に植え付けをすることも可能ですが、一般的には春に植え付けをします。植え込む場所に50cmほどの深さの穴を掘り、元の土5、腐葉土3、小粒赤玉土2の割合で土を作り、緩効性化成肥料を適量混ぜ込んでおきます。掘った穴の半分ほどをその土で埋め戻し、苗木を植えて残りの土で根を被せます。しっかり植えたらたっぷりと水やりをします。追肥は6月頃と9月に行います。鉢植えの植え替えは、株の生長にもよりますが、2年に1度、根詰まり防止も兼ねて行います。白い花が咲いてからだいたい150日後に果実が完熟します。11月下旬頃から果実の黄色が濃くなり始めます。完熟したらハサミで収穫します。果実の収穫は2月上旬頃まで楽しめます。3月になったら、病気防止と次年の実付きを良くするため剪定を行い、樹木の風通しを良くしておきます。

育成に適した環境

日当たり、水はけが良く、冬場に北風が吹き込まない場所を好みます。土は水もちが良ければある程度どこでも育ちます。春、新芽が出る前と、6月、9月頃に株元に緩効性化成肥料をまき、軽く土中に混ぜ込みます。また、必要に応じて薄めた液肥を与えます。果実を大きくしたい場合は、8月下旬頃から状態や生育の悪い果実を摘み取り、上下10cm間隔で果実の間引きをします。

種まきの時期

種まきは5月が適期です。ポットや鉢植えに入れた市販の種まき用の土や観葉植物用の培養土に1粒ずつまきます。乾燥しないよう明るい日陰で管理し、30日~45日ほどで発芽します。ただ、開花して実がなるまで10年かかるため、早く実を楽しみたい場合は苗から育てることをお勧めします。また、接ぎ木をして早く結実させる方法もありますが、初心者向きではありません。接ぎ木する場合は、カタラチの木を台木として使用します。

水やり

土の表面が乾いたらしっかりと水やりをします。比較的乾燥には強く、土の水分過多の状態が続くと根腐れを起こしやすくなります。地植えの場合は基本的に水やりはしなくて大丈夫ですが、生長期の春から夏にかけてはあまりに日照りが続くと結実しても落果しやすくなりますので、状況を見て水やりをします。鉢植えは土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水やりをします。秋からは乾燥気味にしておいたほうが果実の糖度が上がります。冬は株が休眠しているので、地植え、鉢植え共に水やりを控えます。

気を付けたい病気

かいよう病、アブラムシ、ミカンハダニ、カメムシ、ツノロウムシ、カイガラムシ、ミカンハモグリガ、ハマキムシ、カミキリムシ、アゲハチョウの幼虫

実がたくさんなる分肥料をこまめに与える

キンカンの原産地は中国の長江周辺です。古くから中国では、キンカンは金運上昇、子孫繁栄の、福を呼ぶ「縁起物」として大切に扱われています。冬の殺風景な庭で緑の低木に橙色の実がスズナリになった光景は住人の心をパッと明るい気持ちにさせてくれるでしょう。キンカンはたくさん実をつけますので、その分多くの肥料を消費します。結実したら追肥を忘れないようにしましょう。液肥を与えるのも有効です。

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