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科目 ヒガンバナ科

原産国 中央ヨーロッパ、地中海沿岸

花の色 白と緑

大きさ 高さ20~45cm

春の花壇を彩る球根植物

スイセンに似たすらりとした葉に、スズランのようなベル形の花を下向きに咲かせ、別名「スズランスイセン」とも呼ばれます。

育て方

オーストリア、ハンガリーなどに分布する球根植物です。日本の気候では秋に球根を植えて、3月中旬~4月中旬に花を咲かせますが、原産地では主に夏に開花し、「サマー・スノーフレーク」の英名があります。縁に緑の斑点をつけた、白い小さな花を咲かせ、庭植えであれば、群植しても美しいです。見た目の可憐さとは裏腹に、丈夫な性質で、数年は植えっぱなしにしても毎年開花を楽しめます。
園芸品種に、やや遅咲きで花の大きい「グレヴィティ-・ジャイアント」があり、切り花などにも利用されます。名前の似た球根植物‘スノードロップ’は、花色も同じ白で、混同されがちですが、全く異なる植物です。スノードロップは早春に花を咲かせ、スノーフレークはサクラの咲く頃に開花します。

用土は、水はけが良く、肥沃で通気性の良い土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土か、赤玉土(小粒)6・腐葉土3・軽石(小粒)1などの割合で混ぜた土を用います。庭植えの場合は、植え付け前に、石灰を混ぜ込んで酸性を中和しておきます。
肥料は、元肥として緩効性化成肥料を施肥しておきます。鉢植えの場合は、芽が出た時と花後に、液体肥料を少量施します。庭植えの場合は、特に肥料がなくてもよく育ちます。

ふやしたい場合は、分球か種まきでふやします。
分球は、植え替え時に、球根を分割してふやします。土の中で自然と球根が増えているので、葉が枯れて休眠に入る頃、掘り上げて親株のまわりの子球根が付いていたら、風通しの良い日陰で乾燥させます。植え直す際に、それぞれを分けて植えます。種まきでも増やせますが、開花までに4~5年かかります。一般的には、分球でふやします。

主な作業としては、「花がら摘み」、「球根の掘り上げ」があります。
花がら摘みは、花が終わったら、花茎の下から切り取ります。それにより、余分な栄養が花茎に行くのを防ぎ、球根に貯えられるようにします。葉は光合成をして球根に栄養を貯えるので、切り取らないように注意します。球根の掘り上げは、株が混み合ってきたら行います。葉が枯死した5月下旬~6月下旬にかけて球根を掘り上げ、秋の植えつけまで、雨のかからない日陰で乾燥貯蔵します。

育成に適した環境

日当たりの良い場所、または明るい半日陰が適しています。極端な日陰は、花つきが悪くなります。鉢植えの場合は、休眠中は、涼しく雨の当たらない日陰に移動します。耐寒性は非常に強いので、特に防寒する必要はありません。

種まきの時期

苗の植え付けの時期は、春咲きの品種は10月~11月、秋咲きの品種は7月ごろが適しています。鉢植えの場合は、5号鉢(直径15cm)に3~5球ほど、球根の先が土に隠れる程度の浅植えにします。庭植えの場合は、深さ7~8cm、間隔は10cmくらいで植え付けます。やや詰め気味に植えたほうが、花が咲いたときに見栄えがします。ただし、極端な過密状態になると球根が大きく育たず、翌年以降の花つきが悪くなるので注意します。3年ほどは植えっぱなしで大丈夫ですが、球根が混み合ってきたら、掘り上げて植え替えます。植え替えの適期は、葉が半分以上枯れて休眠に入るころです。

水やり

葉っぱの付いている時期は、土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。花が枯れたあとは、徐々に回数を減らし、地上部が枯れて休眠期に入ったら、水やりは不要です。

気を付けたい病気

病害虫には強い植物ですが、モザイク病には注意が必要です。モザイク病はウイルスが原因の病気で、葉っぱや花にモザイク情の模様が現れます。感染した株は回復しないので、掘り起こして処分します。その後、薬剤を散布して、他の株への感染を防ぎます。

植えっぱなしで育てられる球根植物

丈夫な植物で、庭植えにすれば特に追肥も必要なく、球根も3年に1回ほど掘り上げるだけで、植えっぱなしで育てることができます。初心者でも安心して育てられる手軽さと、鈴蘭のように白くて可愛らしい花を何年も楽しむことができるお得感は、ぜひ育ててみたい球根植物です。たくさん植えると、より存在感を増して、その魅力を楽しめそうです。

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