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科目  セリ科

原産国  地中海沿岸

花の色  白、淡いピンク

大きさ  高さ30~60cm

エスニック料理に欠かせないハーブ

別名は「パクチー」または「シャンツァイ」、和名は「コエンドロ」です。葉は、タイ料理やエスニック料理に欠かせないハーブとして親しまれています。

育て方

春か秋に種をまき、白やピンクの可愛らしい花を咲かせる一年草のハーブです。地中海東部が原産で、世界各地で古くから食用として利用されていました。日本には江戸時代に、ポルトガル人によってもたらされました。当初は、ポルトガル語の「coentro(コエンドロ)」と呼ばれていましたが、第2次大戦後、「コリアンダー」の英名が一般化しました。カメムシのにおいにも例えられる、独特な香りが特徴です。葉はパクチーの名前で、タイ料理やエスニック料理には欠かせない存在として親しまれ、種子も香辛料として幅広く使われています。

用土は、水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、ハーブ用培養土か、赤玉土(小粒)6・腐葉土4などの割合で混ぜた土を使用します。庭植えの場合は、植え付けの2週間前に庭土を掘り起こして、3割ほど腐葉土を混ぜ込んで、寝かせておきます。
肥料は、春まきの場合は、花が咲いて枯れるまでの生育サイクルが短いので、土にあらかじめゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおけば、追肥の必要はありません。秋まきの場合は、生育期間が長くなるので、翌年春に追肥として即効性の化成肥料を株元に少量与えます。

ふやしたい場合は、種まきでふやします。

主な作業としては、日常の手入れや収穫があります。
雨などに当たって葉や茎に泥が付くと病気にかかりやすくなるので、株元にはワラやバークチップを敷いて予防します。また、茎が伸びすぎると倒れやすくなるので、支柱を立てて支えます。
植え付けてから1カ月ほど、草丈20cmていどに生長したら、食用として収穫できます。使う分だけカットしていくと、長く楽しむことができます。若い葉は、料理の風味づけに、完熟した実は、カレーやピクルス用のスパイスとして利用します。

育成に適した環境

日当たりがよく、水はけがよい環境が適しています。やや日陰でも育ちます。冬越しさせたい場合は、ワラを敷いたり、バークチップまくなど防寒対策が必要です。

種まきの時期

種と苗から育てることができます。種の発芽率が高いので、種から育てる方が一般的です。種まきに適した時期は、3月~5月と、9月~10月です。
種まきは、まず2つの種がくっついた球形を、まな板などで軽く板ずりして離し、一晩ほど水に浸しておきます。水につけることで発芽を促します。鉢植えの場合は、直径20cmほどの浅い鉢に土を入れ、庭植えの場合は、庭土は掘り起こしておきます。種は1ヶ所あたり4~5粒ほど置き、手で軽く押さえつけます。土はかぶせず、乾かないように水やりをして管理します。1~2週間で発芽します。発芽温度は20℃ほどなので、寒冷地以外の地域では、秋まき(9~10月)にするとしっかりとした株に育ち、収穫も長く楽しめます。
苗植えは、3月~5月頃が適した時期です。株が大きいものは根付きにくいので、株がしっかりとしたなるべく若くて小さい苗を選びます。鉢植えの場合は、一回り大きな鉢を用意し、苗の根鉢を手で崩しながら、根を傷めないように注意して植え付けます。庭植えの場合は、複数の苗を植え付けるときは、株間は30cmほど空けます。一度植え付けると、収穫して枯れるまで植え替えの必要がありません。また、直根性で移植を嫌うので、どこに植え付けるのかは慎重に決めます。

水やり

水を好むので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、与えすぎると根腐れを起こすので、鉢植えの場合は、庭植えよりやや控えめに水やりをします。夏場はすぐに乾燥するので、日中を避けた朝夕に、こまめに水やりします。

気を付けたい病気

ほとんど病気の心配はありませんが、気を付けたい害虫は、ヨウトウムシやアブラムシです。
葉が生長すると、発生することがあるので、見つけ次第、駆除します。予防策として、病気や虫の巣になりやすい雑草は早めに抜き取ります。

葉も種も収穫して楽しむ

コリアンダーの葉は、柔らかいうちに収穫すると、サラダやスープに使うことができます。また、さわやかな甘い香りの種は、7月~8月頃に収穫できます。種は、風通しのよい日陰に吊るして干せば、乾燥スパイスとしても使うことができるそうです。育てる際のポイント、移植を嫌うので鉢や花壇に直接まくこと、株が小さい内は葉を摘みすぎないことなどを押さえれば、育てやすい植物です。独特の香りは好き嫌いが分かれますが、好きな方は自宅で育てて、収穫できれば、より楽しめると思います。

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