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科目 キョウチクトウ科
原産国 熱帯アフリカ、アジア
花の色 オレンジ、黄色、赤、白
大きさ 高さ30cm~200cm
種類によって育て方は違う
一年草のクラサヴィカ種と多年草のツベロサ種の2種類があり、育て方も若干違います。
育て方
クラサヴィカ種は一年草なので夏に花を咲かせた後は冬には枯れてしまいます。ツベロサ種は多年草で耐寒性があり、冬場は地上部は枯れますが、春になると再び芽吹いて花を咲かせます。どちらも夏の暑さには強く、直射日光の下でも花を咲かせてくれます。花は種をつくらせないのなら、花が終わったら花の房の下から切り取ってしまいます。花がらをつけたままにしておくと、種を作る為に栄養をとられて株が弱ってしまうので、花は早めに切り取るようにします。
育成に適した環境
日当たりのいい場所を好みます。暑さには強いので、真夏の直射日光でも萎れることはありません。用土は栄養が豊富な水はけのいい土を好みます。腐葉土を多めに混ぜて土を作るようにします。肥料は緩効性の肥料をあらかじめ土に混ぜ込んでおきます。生育期は花に栄養をとられるので、1週間~10日に一回程度の液体肥料を与えるようにします。一年草扱いのクラサヴィカ種は冬には枯れてしまいますが、ツベロサ種は多年草扱いで冬越しも出来ます。霜が当たる場所は避け、腐葉土などで軽く防寒するようにします。
種まきの時期
クラサヴィカ種とツベロサ種で種をまく時期が違います。クラサヴィカ種は3~4月にまき、冬には枯れてしまう一年草扱いです。ツベロザ種は多年草で耐寒性があるので9月~10月ごろに種をまきます。秋に種をまき、苗の状態で冬越しして春から花を咲かせます。ツベロサ種は植えっぱなしでも大丈夫な品種ですが、株が大きくなりすぎると蒸れの原因になるので、株分けして植え替えるようにします。
水やり
乾燥ぎみな方を好みますが、水やりの際にはたっぷりと与えるようにします。水やりは土の表面が乾いてから与えるようにします。水をたっぷり与えるのは鉢の中の空気を入れ替える目的もあります。
気を付けたい病気
アブラムシ
知らないうちに生えてくるかわいい花
アスクレピアスはトウワタの仲間で、トウワタは綿毛に包まれた種が種子の袋からはじけて種をとばす性質があります。飛んできた種で庭にひょっこり生えてきたなんてことも珍しくありません。華やかなオレンジ色の花は遠目でもよく目立ちます。オオカバマダラの食草なので、この植物があるところには蝶が自然によってきます。気づけば株にオオカバマダラの幼虫がくっついているので、虫が嫌いな方は避けた方がいいかもしれません。それでも、庭で知らないうちに育ったアスクレピアスを見つけるとかわいい花をつけてくれるので、ちょっと得した気分になれるかもしれません。

