記事の詳細

科目 ケシ科

原産国 シベリア、西アジア、地中海沿岸など

花の色 白、ピンク、赤、橙、複色

大きさ 高さ30cm~50cm

春、鮮やかな花弁が風に揺れるケシ科の花

世界中に約150種が分布するケシ科の植物です。日本で目にするカラフルなポピーの群生はこのアイスランドポピーである場合が多いです。

育て方

アイスランドポピーは多年草ですが暑さに弱く、夏に枯れて終わります。特に難しい手入れの必要はなく、放置していてもこぼれ種で翌年も花を咲かせます。苗の植え付けは、3~4月、または10~11月に行います。ゴボウやタンポポのように1本の根が地下に伸びる性質があるため、植え付けの2週間前くらいに深めに土を掘り下げておき、苦土石灰を適量混ぜ込みアルカリ性の土壌を作ります。植え付けの1週間前に緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおくと良いです。株間を15~20cmほど空けて、ポットの土ごと浅めに植え付けます。ケシ科の植物全般は移植を嫌い、根付きが悪いので根を傷つけないよう注意します。その後は秋の生長期、葉の色つやが悪い時など株の状態に応じて薄めた液肥を1~2週間に1度与えます。それ以外は特に肥料は必要ありません。肥料過多になると株が弱ってしまいます。3~6月に花が咲きます。

育成に適した環境

日当たり、水はけの良い有機質の豊富な土壌が適しています。屋外で冬越し出来ますが、寒さが厳しい地域では、株元に藁か腐葉土を被せて霜を防ぎます。地植えにする場合は腐葉土や川砂を混ぜ込んで水はけの良い土にします。鉢植えにする場合は小粒赤玉土7、腐葉土3で配合した土を使用します。ただ、鉢植えにすると花が小さくなります。また、高温多湿には弱いため、暑い時期は株元を藁などで保護すると良いです。

種まきの時期

9~10月に種まきをします。市販の種まき用の土か培養土を入れたポット、または育てる場所に直にまきます。アイスランドポピーはケシ科の植物の中では比較的移植に強く、苗を植え付けることも出来ますが、できれば種を直まきをしたほうが育てやすいです。種が大変細かいので砂を混ぜてまくとまきやすくなります。まいたらごく薄く土を被せ、乾燥しないよう管理します。上から水やりをするよりは、底面から土に水を吸わせると種が埋まったり移動しません。約1~2週間で発芽します。採取した種をまくこともできます。採取の際は完全に種が熟する前に花茎を切り取り、紙袋などに入れて乾燥させると種をとりやすいです。発芽したら適度に間引きをして、本葉が7~8枚になったら根の周りの土と一緒に植え付けをします。また、根からふやすことも出来ます。アイスランドポピーの根を3~5cmに切り取り、市販の種まき用の土か培養土を入れたポットに2cmの深さで横向きに埋めます。芽が伸びて本葉が7~8枚になったら植え付けが出来るようになります。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。鉢植えは、鉢底から水が流れ出るまで水やりをします。土が湿っぽい時は水やりを控えます。乾燥した草原地帯が原産地なので、水をやり過ぎると根腐れをしやすくなります。地植えの場合は基本的に自然の降雨のみで大丈夫ですが、あまりに乾燥が酷い場合は涼しい時間を選んで水やりします。

気を付けたい病気

アブラムシ、灰色かび病

花の寿命が短いため群生として育てると次々と花が咲く

アイスランドポピーは、1つの花期が短く5日ほどで萎むため、ある程度の数を群生で育てるか、株を大きくすると、次々と花を咲かせます。ポピーの語源はラテン語の「papa(パン粥)」です。これは、ポピーのしぼり汁を混ぜたパン粥を子供用の睡眠薬として使用していたことが由来とされています。ケシ科の中には国内で栽培が禁じられている品種もありますが、アイスランドポピーには麻薬物質が含有せず、問題ありません。

ガーデニング  ガーデニング

関連記事

ページ上部へ戻る
このサイトは個人が運営しています。