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科目 アブラナ科
原産国 地中海沿岸
花の色 白、ピンク、紫
大きさ 花の大きさ 5cm程度
丈夫で育てやすい可憐な花
育て方
花を次々と咲かせるので、肥料切れを起こさないようにします。液体肥料を1週間に1度程度与えるようにします。また、房状の花は下の方から順番に花を咲かせていきますが、花が先端の方だけになったら、花がら摘みを行うようにします。花がらを残しておくと、タネを作ることに栄養が取られて株が弱ってしまいます。花がら摘みはこまめに行うのがよいですが、もし面倒なら梅雨までにばっさりと1/3程度に切り戻してしまってもよいでしょう。
育成に適した環境
日当たりを好む植物です。日当たりが足りていないと株が弱り病気がちになります。日光は充分に当てるようにしましょう。比較的耐寒性もあるので、霜さえ当たらなければ特に手間はかかりません。ただ、高温多湿に弱いので、梅雨や夏場は切り戻しをして株が蒸れないようにします。用土は水はけのよい土を使うようにします。また、酸性の土を嫌うので、植え付け前に苦土石灰を土に混ぜ込んで中和しておきます。
種まきの時期
秋まきで育てます。移植を嫌う植物なのであまり大きな苗になる前、本葉5~6枚程度までに移植するか、プランターや花壇に直接まいて間引きする方法があります。また、苗を購入して植える方法も一般的です。苗は安価で手に入るので、手軽に花を楽しめます。苗は春に植え付け、夏まで花を咲かせ続けます。
水やり過湿を嫌う植物なので、水やりはやや乾燥気味に与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水をたっぷりと与えます。土が乾かないうちから水を与えると根腐れを起こしてしまうので、水をやりすぎないようにしましょう。庭植えの場合は、ほとんど雨の水だけで、極端に乾燥しなければ大丈夫です。大抵は夏までに枯れてしまいますが、もし夏越しをさせたい場合は、梅雨の頃までに切り戻しを行い、株の風通しを良くします。半日陰に移動して、水遣りは乾燥気味に与えるようにして夏越しさせます。夏越しが出来れば再び秋に花を咲かせてくれます。
気を付けたい病気
アブラムシ
香りのいい春らしい花
小さな花をたくさんつけ、カーペット状に花壇を覆うかわいらしい花です。香りもとても良いので、春らしい花壇を作ることが出来る植物です。丈夫で育て易いので、初心者向けの花でもあります。株の背丈は低いので、花壇の手前に植えるか広い場所に敷き詰めるように植えると見ごたえがあります。また、寄せ植えでも小さな粒上の花が大ぶりの花とのコントラスを作ってくれるので、デザインし易い花です。こぼれダネでも増えるので、春、思わぬところから芽が出ているのに気づいたらちょっと得した気分になれます。

