記事の詳細

苔は、日陰や木漏れ日が入ってくる落ち着きのある庭や岸壁の岩や木の株元などに生えているので草花のように華やかさはないですが、落ち着きや風情のある空間を演出してくれます。また、苔の持つ緑色は、種類によっても異なった緑色をしいるので日本の古刹には欠かすことができない植物であり、日本文化を代表する侘びや寂の雰囲気をもっている植物です。
苔を育てるためには、3つの育ちやすい環境に適した場所と種類によって異なる3つの育て方が必要です。

苔を育てるための3条件

苔を育てるために必要な3つの環境条件は、日照条件、湿気、風通しです。苔を植えるためには、この3つの条件に合った環境をつくることが最初の一歩です。
苔は、陽当たりが良い場所を好む品種と日陰を好む品種があり、苔の種類によって日照条件は異なります。
例えば、ズギゴケは陽当たりが良い環境を好むので、朝から夕方まで太陽が当たる場所で生育します。また、ハイゴケは、あまり太陽が当たらない場所を好みます。そのため苔を育てる場合は、植える場所や育てる場所の日照条件を調べて、その場所に適した品種の苔を選ぶことが大事です。
また、苔は湿気の有る場所で育つイメージがありますが、湿度のバランスも大事です。また、水はけも良く水持ちのバランスや風通しの良い環境も大事です。風通しが良すぎると苔は乾燥してしまうので、風よけ対策も必要になってきます。例えば、エアコンの室外機を置いてある側で苔を育てると、外風によって苔が乾燥してしまいます。

種類によって異なる苔の育て方

苔は、日本だけでなく世界のどの町に行っても生息している植物なので種類も多いですが、それぞれの種類によって育て方も異なります。苔の植え方は主に「移植法」、「まき苔法」と「はり苔法」の3つの植付け方があります。
「移植法」は、字の如く苔の塊を小さくして、植え付ける方法です。盆栽鉢、庭石と石の間、庭のスペースなどで楽しみたい場合は、この植え方が向いています。移植法は地面や盆栽鉢に直接植えるので、事前に雑草を駆除しておくことが大事です。他の植物の植付けと同じように、植え付ける土には腐葉土やピートモスなどを事前に混ぜておくことも上手育てるためには必要な作業です。一回に沢山の苔を植付けようとしないで、軽く一握り位の量を植えると、植え付けもしやすいです。
「まき苔法」は、手間と時間がかかる植え方ですが、苔が揃って生育させることができ、少しの量の苔でも多く増やすことができる植え方です。この植え方は、苔をほぐして、種のように蒔いて植えていきます。そのため「まき苔法と呼ばれています。

「はり苔法」は、広いスペースに短期間で苔を植え付ける場合に活用される方法です。大き目のサイズに剥がした苔を植え付けるので、移植法と同じやり方ですが、植付けする苔の大きさが大きいです。植え方も簡単なので、スコップなどを使って地面を軽く耕して、苔が地面と密着するように植え付けていきます。一見、芝生を貼る作業と似て、最後に目土を入れて、水をかけます。
苔は草花とは異なり色とりどりの花を咲かせたり大きく成長したりしないので、あまり存在感が無いように思われがちな植物ですが、育ててみると奥が深い植物です。育てれば育てるほど苔が持っている魅力が発見できます。花や草木を育てる時に苔も一緒に植えて、楽しむガーデニングも素敵です。

ガーデニング  ガーデニング

関連記事

ガーデニングのピックアップ記事

ページ上部へ戻る
このサイトは個人が運営しています。