果実も楽しめるオススメ常緑樹5選

果実も楽しめる常緑樹

ガーデニングはただ目で見て楽しむだけでなく、果実を収穫して舌で楽しむのも嬉しいものです。ただ、庭木として考えた場合、冬に葉が落ちれば掃除が面倒だし、やたらと病害虫に弱いのも困ります。比較的丈夫で育てやすい実のなる常緑樹を5つご紹介します。
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目次

キンカン

ミカン科キンカン属

キンカンは柑橘類の中では比較的耐寒性が強く、耐暑性も強いため、古くから庭木として親しまれてきました。柑橘類はアゲハ類の幼虫による食害があります。また、カイガラムシが付くことがあるので、どちらも見つけ次第駆除しましょう。

日当たりと水はけの良い場所を選んで植え付けましょう。根付いてしまえば特に灌水しなくても、雨水で足ります。

2月、10月頃に、株元に緩効性の固形肥料を置いてやると育成がよくなります。

開花期は7月~8月で、前年またはその年に伸びた新梢に花を付けやすいので、3月~5月頃までに剪定して枝を整理しましょう。

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ユズ

ミカン科ミカン属

ユズもキンカンと並んで、古くから人気の果樹です。耐寒温度がマイナス7度くらいなので、ほぼ日本中で栽培、育成が可能です。寒冷地では寒冷紗などで防寒対策する必要があります。

日向~半日陰まで幅広く適応し、特に剪定をしなくても樹形がそれほど乱れません。

柑橘類なのでアゲハ類の幼虫が付くことがあります。見つけ次第駆除しましょう。

水はけ、水持ちの良い土を好みますが、土質は特に選びません。比較的乾燥に弱いため、地植えする場合は株元にマルチングしておくと安心です。

よく実の付いたままほったらかしになっているユズを見かけますが、樹勢が弱まることもあるので、実はできるだけすべて収穫しましょう。

フェイジョア

フトモモ科フェイジョア属

ニュージーランドではメジャーな果樹で、耐寒温度がマイナス10度程度なので、近年人気の庭木となりつつあります。

自家不結実性があるため、一部の品種を除いて自家受粉しません。収穫まで楽しむ場合は、違う種類の2品種以上植える必要があります。

枝が細く折れやすいので、木が小さうちは支柱で支えてあげましょう。

開花期は5月~7月頃ですが、翌年の花芽の分化が8月~9月頃なので、いつ剪定を行っても今年か来年の花芽を切ることになります。強めの選定にも耐えますので、樹形を整えようと思ったら、ある程度の花はあきらめましょう。

ビワ

バラ科ビワ属

ビワも古くから庭木として人気の木ですが、寒冷地では実がなりにくいです。開花期が冬なので、寒さに当てないようにするのは難しいですが、マイナス2度程度の寒さに当たると、胚が枯死して実がなりません。

ビワの葉は、お茶や入浴剤代わりに利用されるため、実がならないとしてもそれなりに利用価値はあります。

水はけと日当たりの良い場所を選んで植え付け、2月頃に緩効性の固形肥料を与えておきましょう。

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オリーブ

モクセイ科オリーブ属

シンボルツリーとして人気のオリーブですが、耐寒温度はマイナス3程度なので、関東以南ではほぼ問題なく地植えできます。ただし、予期せぬ寒波で枯れることもあるので、寒冷紗などで防寒対策をしておいた方が安全です。

自家不結実性があるため、実をならせたい場合は2品種以上植えましょう。

比較的根が浅いため、木が小さいうちは支柱で支えてやらないと、強風で倒れることがあります。

酸性土壌を嫌うため、数年ごとに株元に苦土石灰をまいて中和してあげましょう。

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