春から準備する夏のガーデニング日除け対策2選

夏のガーデニングの日よけ対策

暑い夏になってから植物の日除けの準備をすることも出来ますが寒冷紗やトレリスを使った2つの日除け対策を春から準備を始めると、夏までには見た目も美しい日陰対策を完了することができます。

また、身近な材料を使っても日除け対策をすることができるので、どの方法も暑い夏の日差しから植物を守るためには、良い日除け対策となります。

目次

2つの日除け対策

日除け対策が必要な植物には、寒冷紗とトレリスがおすすめです。すだれなど自然素材で作られた日除け対策グッズもありますが、すだれは内側が暗くなって光を遮断してしまいます。

寒冷紗で日よけ対策

寒冷紗はネット状になっているので、夏の暑い太陽の日差しを遮ることができます。寒冷紗は軽いので持ち運びが便利な上、要らなくなったら畳んでしまうことができます。寒冷紗は遮光度によっても異なりますが、標準は50%です。寒冷紗の色は、黒、鼠色や銀色のタイプがありますが、日除けの熱対策に効果的なのが銀色のタイプです。この銀色の寒冷紗は、反対側に光が反射しやすいので住宅地で使う場合は、お隣さんに光が反射しないように配慮して使うことが大事です。

トレリスを使った日除け対策

トレリスを使った日除け対策は、トレリスにつる性の植物を絡ませると見た目も美しく、自然の中に溶け込んだ環境を作ることができきるので、違和感のない日除け対策をすることができます。トレリスに絡ませるツル性の植物として、風船カズラ、ルコウソウなどがあります。いずれも5月頃に種を蒔いて育てるので、同時に準備を始めると良いです。

身近で出来る日除け対策

寒冷紗やトレリスを使った日除け対策も良いですが鉢植えの植物が沢山なかったり、ベランダで日除け対策をしたりする場合は、身近な工夫とアイデアを使って日除け対策をすることができます。
ベランダに置いてある植木鉢の植物は直射日光が当ったり太陽の照り返しも強いので、暑さに弱い植物は弱ったり枯れてしまいます。

その対策として、ベランダのコンクリートの部分に木製でできたガーデニング用の簀の子を置いただけでも夏の照り返しを防ぐことができます。その際、ベランダの面積などを考えて春か準備を始めると、夏までにはベランダの日除け対策をすることができます。
また、プラスチック製の植木鉢に植えられている植物は、素焼きの植木鉢とは異なり鉢に太陽の光りが当たると、鉢の温度が高くなり鉢の内部も熱くなって根をいためてしまうこともあります。そのため、植木鉢の倍以上の大きな素焼きの鉢を用意して、その鉢の内側に新聞紙を巻いて水で湿らせた水苔を入れてその中に植木鉢を入れると、植木鉢の温度も下がります。また、プラスチック製や発泡スチロール製のやや深い箱の中に水を含ませた小石や砂利砂などを敷き、その上に植木鉢を置いても植物を暑さから守ることができます。

さらに、夏の暑さに弱い植物には、日中の日除け対策だけでなく夜の熱帯夜対策も必要です。熱帯夜が続く時は日中の温度も高いので、植物の負担も大きいです。夜だけでも温度が下がると植物の負担も軽減されるので、夕方に水やりをします。その際、植物の葉や鉢にも水をかけると効果的です。また、植木鉢が置かれている近くに水やりをすると地面や植木棚の熱も冷やされてくるので、少しでも涼しい環境を植物に作ってあげることができます。

日除け対策は夏になってから準備を始めると必要な道具も品薄になるので揃えにくくなり、夏の日差しが暑い最中に行う作業も大変です。そのため、春になったらホームセンターなどで日除け対策に必要な材料の下調べをしたり、日除け対策が必要な植物も区分けし始めたりすると、今年の夏の日除け対策の準備は万端です。