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ガーデニングは四季の変化を楽しむには最適です。四季の変化といえば、やはり季節の花ではないでしょうか?庭木を選ぶ際に、葉が落ちるのは掃除が面倒ということで、常緑樹を選ぶ方も多いです。常緑樹で花も楽しめるものをご紹介します。
ツバキ
ツバキは冬から春にかけて花を咲かせます。耐寒性が強く、日本各地で庭木として植えられています。コレクターがいるほど花色も豊富で、盆栽でも楽しめるのが魅力です。
水はけの良い弱酸性の土を好みますが、日本の場合は放っておいても土は弱酸性に傾いていくので、Phはどれほど気にしなくて大丈夫です。
植え付けて1~2年は、地植えの場合でも灌水が必要です。
ジンチョウゲ
春を象徴する強い香りのジンチョウゲは、白や紫の花色で、小さな花がまとまって咲きます。
根が傷付くと枯れやすいので、地植えした場合は原則植え替えはしません。特に剪定をしなくても自然に球形にまとまる樹形なので、面倒な世話は必要ありません。
種ができないので、増やしたい場合は挿し木を行いましょう。
クチナシ
初夏に真っ白い花を咲かせるクチナシは、ある程度耐陰性もあるため、半日陰でもよく育ちます。
水切れに弱いため、地植えの場合でも土があまり乾燥するようなら灌水してください。
水はけと水もちのよい腐植質の土を好むので、植え付ける際は腐葉土などを混ぜ込んでおきましょう。
前年の新梢に花を付けるので、花後に剪定を行うと翌年の花の付がよくなります。
キョウチクトウ
夏の暑さに負けずに花を咲かせるキョウチクトウは、花色も豊富で、丈夫で育てやすく初心者の方にもオススメです。
放っておくと5メートル以上にもなるので、あまり大きくしたくない場合は秋から春にかけて剪定を行って樹高を調整してください。
耐暑性は強いですが、耐寒性はそれほど強くはないので、寒冷地では育ちません。
キンモクセイ
春のジンチョウゲに並んで、秋の香りといえばキンモクセイです。
あまり成長が早くないため、強めの剪定を行うと株が弱ります。樹形を整える程度の弱めの剪定を毎年行いながら樹形を整えましょう。
耐寒性がやや弱いため、寒冷地では育ちません。関東以南では問題なく越冬します。
日当たりの悪いところでは花の付が悪くなるので、できるだけ日当たりの良い場所に植えましょう。
ヒイラギ
秋が深まったころから真っ白い花を咲かせ、その後真っ赤な実を付けます。ギザギザの葉と真っ赤な実は、クリスマスを象徴する組み合わせです。
ある程度耐陰性があるため、半日陰でもよく育ちますが、寒風が吹きつけるような場所は避けてください。
放任でも樹形は整いますが、強めの剪定をしてもよく芽を出してくるので、あまり大きくしたくない場合は剪定をして樹形を整えましょう。
イチゴノキ
11月~12月頃、ドウダンツツジのようなつぼ型の花を咲かせます。イチゴノキは寒さに強いですが、寒風が吹きつけるような場所では枝葉が傷むので、なるべく風の当たらない場所に植えましょう。
病害虫にも強く、初心者の方にもオススメです。
丸いヤマモモのような実は、食用にもなりますので、花と実を楽しめる庭木とて人気があります。
ロウバイ
真冬に黄色い花を咲かせるロウバイは、冬に花を咲かせる数少ない庭木のひとつです。花の少ない時期に咲く花は見ごたえがあります。
過湿に弱いため、なるべく水はけの良い場所を選んで植えましょう。
花が咲くといい香りがするので、香りも楽しめます。
放任でも樹形は乱れにくいですが、大きさを調整したい場合は、新芽が動き出す前の3月頃までに剪定を行いましょう。

