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夏が近づくにつれて、ラベンダーの花は花穂の先からほのかな香りを伴って咲き始めます。庭にラベンダーが植えてあると、風が吹く度に開けてある窓から花の香が入ってきます。

ラベンダーは苗から開花まで育てたり、開花した穂花を摘んで色々なものに活用したりして、2つの楽しみ方があります。

育てる過程も楽しいラベンダー

ラベンダーは、夏になると芳醇な香りと共にきれいな花を咲かせてくれるので、開花するまで育てながら日々の成長過程も楽しむことができます。夏にラベンダーの花を咲かせるためには、春になる前に苗木を植えます。この時期になると園芸店にも苗木ポットに入ったラベンダーが並んでいます。

ラベンダーは品種が多いので迷ってしまいますが、夏の暑さと湿気に強い品種を選ぶことが大事です。昔から薬用として育てられていたフレンチ・ラベンダーは、比較的育てやすい品種です。ラベンダーの代表的な品種であるイングリッシュ・ラベンダーは花が実事なので育ててみたい品種ですが、夏の高温多湿には弱いのです。しかし、株元にある下枝を切り詰めたりして風通しを良くすることにより蒸れにくくなり、夏の時期を上手に乗り切ることができます。

一方、ラベンダーは種を蒔いたり、挿し木をしたりして増やすこともできます。種まきは、3月の下旬頃から4月中旬頃が適時です。ラベンダーの種は、発芽するまで半月位かかるので、種に被せてある土の表面が乾燥しないように注意が必用です。

種で育てたラベンダーは、1年目の夏に花は咲きませんが2年目の初夏頃になると花を咲かせます。しかし、2年目の株はまだ小さいので開花すると株に負担がかかってしまいます。そのため、蕾がついても半分ぐらいは摘み取り、少しだけ花を咲かせるようにすると、3年目には株も大きくなり、沢山花を咲かせて楽しませてくれます。

挿し木で増やしたい場合は、5月から6月の梅雨入り前と9月の下旬から10月中旬頃までに行います。挿し木をする「さし穂」は、生長が良く虫などがついていない芽を10~15センチくらい切って土に挿します。土の中に挿す部分に葉がある場合は、前もって取り除いておきます。この葉を取らないで挿すと、水を吸って蒸れてしまい、腐ってしまうこともあります。

花穂の保存と楽しみ方

ラベンダーの花は生け花としての楽しみことができますが、自分で育てらラベンダーの花は愛着あるので、出来れば香りの小物などを作って保存したりして楽しみたいものです。ラベンダーの花を保存する場合は、収穫日の天候がポイントになります。

イングリッシュ・ラベンダーの場合は、花穂に5~6輪の花が咲いた時に葉を4枚つけて切ります。翌年にはこの部分から2本に新芽が出てきます。また、花が全て開花してから収穫すると、香りが逃げてしまうだけでなく乾燥時に花が落ちやすくなってしまいます。

収穫に一番良い日と時間は、晴れの日の午前中です。午後に収穫すると夏の太陽の日差しによってラベンダーの持っている芳香精油の油分が飛んでしまいます。雨の日や曇りの日に花を収穫すると花に湿気があるので、花が腐ったりカビが生えたりしてしまいます。そのため、花の開花時期と収穫日に注意しながら、一番よいタイミングで行うことがポイントです。収穫した花穂は輪ゴムなどで数本ずつまとめ、風通しが良く涼しい所で陰干しをします。

乾燥させたラベンダーの花穂は、花を取って自分の好きなガラス瓶などに乾燥剤と一緒にいれて保存します。乾燥させた花穂は、ポプリやハーブティーとして活用したり、匂い袋を作ったりして楽しむことができます。また、乾燥させてラベンダーの花穂の香はリラックス効果もあるので、お風呂の中に入れたり、枕の中に入れたりして安眠枕としても活用することができます。

ラベンダーは夏の開花を期待しながら育てたり、開花した花穂を活用法したりする2つの楽しみ方があります。ラベンダーの苗は春になる前に植えるので、今から準備してみませんか。

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