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ヨーロッパテイストの鉢といって思い浮かぶのはテラコッタの鉢です。素焼きでできた鉢で色合いは赤みがかったものがよく見られますが、薄茶やアイボリーのような色もあります。灰色がかった色の鉢は落ち着いていてシックな趣のある印象です。テラコッタ以外では樹脂でつくられた石のような鉢やテラコッタ風につくられたものなどがあり軽量で持ち運びに便利です。
形もさまざまで台形のシンプルなものからスクエア、丸みを帯びているものや模様の入ったものなどがあります。サイズも大きいものから小さなものまで植える植物に合わせて選びたいですね。
樹木
大きなテラコッタの鉢に樹木を植えるとスタイリッシュでおしゃれです。鉢に植えれば室内でも育てられますし、玄関先など飾れる場所が増えますよね。
ヨーロッパテイストの鉢に似合う木
・オリーブ
オリーブはその独特の葉色と枝のしなやかな立ち姿とで断然人気の樹木です。1本では実をつけない品種が多く、実を楽しみたい方は2本以上植えましょう。
・ユーカリ
オーストラリア原産のユーカリは葉の形がユーモラスで人気があります。中でも葉の形がハート型でかわいいユーカリポポラスは愛好家が多いです。乾燥した土を好みます。生育が旺盛なのですぐに成長しますが茎が細く柔らかいので支柱で支えてあげましょう。
・コニファー類
コニファー類は育てやすく冬になっても葉が落ちないので一年中楽しめて人気です。いろいろな種類がありますが、鉢植えで鑑賞したいのはゴールドクレストです。
・セローム
大きく切れ込みの入った光沢のある葉が個性的な観葉植物です。寒さや日陰にも強いので観葉植物の中では比較的育てやすいく、春から秋にかけては土の表面が乾いたら水をあげます。冬は乾燥ぎみに育て葉の裏に霧吹きで水をかけてあげましょう。
・ヤシ類
ヤシ類にもさまざまな種類があります。大きく成長するものが多いのでテーブルヤシやシュロチクなどがいいでしょう。ヤシ類は乾燥に弱いので常に水やりを欠かさずに、大きくなりすぎたら株分けをしてあげましょう。
・シマトネリコ
近年最も人気の高い庭木で、鉢植えとしても人気です。病害虫に強く丈夫なので比較的扱いやすく成長も早いです。シマトネリコはトネリコ属では数少ない常緑樹で葉が落ちないので一年中艶やかな緑の葉を楽しむことができます。美しい小葉はシマトネリコの魅力の一つで5月から7月にかけて枝先に白い花をつける姿も見れます。
・ストロベリーツリー
和名をイチゴの木といい、果実がイチゴに似ているために付けられた名で実際はイチゴ(バラ科)の仲間ではなくツツジ科の植物です。葉の形が美しくブルーベリーに似た白い花を付け、実はジャムなどにして食べられます。
・レモン
今ひそかなブームなのがレモンの木です。実を使って料理ができるのもいいですよね。ハーブも自家栽培で育てて、魚のレモンハーブ焼きなんて素敵ですね。かわいらしい丸みのある大きな葉と細くしなった枝が人気の果樹です。
サイズ
樹木を鉢植えする場合は10号~12号サイズが適しています。直径が約30~38cmほどです。大きく成長すれば大きな鉢に移してあげる必要がいりますが、これくらいのサイズがベストです。
寄せ植え
欧風の寄せ植えはいかがでしょうか。
八重咲ペチュニアとエリゲロン
薄紫色の八重のフリルのような花をつけるペチュニアとエリゲロンの白い小花が爽やかな初夏の寄せ植えです。
ベロニカとコレオプシス
青いベロニカと黄色のコレオプシスで初夏から夏にかけての寄せ植えになります。コントラストが見事なアレンジです。
1種類で植える
ヨーロッパテイストの鉢なら単品で植えてもしっかりとした存在感があります。
ビオラ
ビオラは1種類でもさまざまな色を持っているので鮮やかに仕上がります。浅めの鉢に旺盛に咲く姿は可憐で美しいです。
ラベンダー
ラベンダーが風に揺られて咲いている姿にはすがすがしさを感じます。グレーの鉢を使うと紫の花とのバランスがよりシックに落ち着いたものになります。

