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黒点病に関しては、一旦発症してしまった場合の治癒は、薬剤も効果はありませんので感染した葉っぱを除去するしか有効的な対策はありません。その為に、如何にして黒点病に感染するリスクを減らすかが、最も有効な黒点病対策となります。

そういった視点からの黒点病対策について説明致します。

黒点病対策のカギは水滴管理です

雨が降る限り、黒点病のリスクは上がりますので、通常は梅雨の時期以降に黒点病は発生することが多いですが、根本的には、水滴が無ければ原因のカビが葉っぱに侵入することはありませんから、葉っぱに水滴をつけないことが、最も効果的な対策となります。極端に言えば、室内で育てて雨に当たらないようにして、終日気温管理をして夜露の発生を抑えて、水遣りも撥ねて葉っぱに水滴が付かないように丁寧にすれば、黒点病の発生リスクは限りなくゼロに近づきますが、それは現実的ではないですよね?
それではどの様な対策が現実的なのでしょうか?

薬剤散布

最初に黒点病の治療薬剤は無いと記載しましたが、予防薬であればいくつか存在しています。その中でも比較的入手が容易(ホームセンター等で簡単に購入が可能)で、最も代表的な薬剤はダコニール1000です。

パッケージを見てもらえれば分かりますように、大きく殺菌剤と書いてあり黒点病以外にも適応のある王道の予防用薬剤です。但し、夏季は適用外となっておりますので、夏場での使用は薬害を招く恐れがあるので控えてください。
また、トップシンやサプロールといった、薬剤も広く利用されておりますが、予防薬としての効果は、ダコニールが勝っていると考えます。トップシンとサプロールは予防薬というよりも、症状発症前の感染初期の治療薬と認識した方が良いと考えます。

こういった状況の中、最近新たに登場した薬剤がフルピカです。多少価格が高いですが、希釈率と効果を考えると、バラ初心者以外の方にも是非導入をお薦めしたい薬剤です。これまでの薬剤とは系統が違いますので新たな薬剤ローテーションの1つに加えることが出来ます。

薬剤の散布タイミングと展着剤

通常薬剤は散布後、直ぐに雨が降るとその効果を発揮しないまま流れ落ちてしまいますので、予防的に散布する場合は、降雨の前(4時間程度)に散布することが望ましいです。また、降雨後に散布する場合も、水滴が多く残っている状況では、せっかく希釈率が狂ってしまいますので、やはり季節にもよりますが、半日程度は空けて散布した方が効果的かと思います。どちらの場合でも展着剤の併用で効果はアップしますので、是非試してみて下さい。
また台風後は、風で原因の糸状菌が広く撒き散らされている可能性があるので、特に注意が必要です。

落ち葉拾い

黒点病を発症して、枯れ葉となって落ちた葉っぱは必ず拾って廃棄してください。特に冬場の落ち葉を腐葉土になって来年の肥料になるかなも?なんて邪なことを考えてそのままにしないでください。枯葉となって落ちた葉っぱにも黒点病の原因の糸状菌は潜伏したままですので、この落ち葉を放置していることは、黒点病のリスクを放置しているのと同じです。ですから、落ち葉はできるだけ直ぐに拾ってください。
放置したままで春を迎えますと、見栄えが悪いだけでなく、最悪は梅雨シーズンを待たずに黒点病の襲来を受けることになります。

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