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地味な対策ですが、長い目で見ると黒点病への予防効果があると考えられる葉っぱ摘みについて説明します。

2種類の葉っぱ摘み

1つ目の葉っぱ摘みは、当たり前ではありますが、既に黒点病を発症してしまった葉っぱを摘むことです。
黒点病を発症した葉っぱは最終的には枯れてしまいますが、出来れば枯れる前に葉っぱを摘み取ってください。発症してしまっては、治癒できませんのでそのままにしているということは、黒点病を広めているだけですので、出来る限り発症した葉っぱは摘み取るようにしてください。

但し、比較的若い苗で樹勢がまだ弱い苗の場合は、元々葉っぱの数が少ない場合も多いですよね。そういった苗で黒点病の葉っぱを摘み取ってしまうと、全ての葉っぱが無くなってしまうことも有り得ます。そういった場合は、光合成ができず生育に著しい悪影響を及ぼしてしまいますので、敢えて葉っぱを残して光合成を促した方が良いこともあります。その時は出来れば他の苗とは隔離して、他のバラに黒点病がうつらないように対処しておいて下さい。

2つ目の葉っぱ摘みは、バラの冬の年中行事となります。

皆さん、冬になると寒肥をしたりするのと同様に、バラの葉っぱを全て摘み取っていますよね?これはバラの育成における剪定と同じように年中行事の1つですが、実はこれは春に出てくる新芽に黒点病がうつらないようにするための対策なのです。バラ自体の生育は冬の間はほとんど止まっていますが、その中でも黒点病の原因の糸状菌は落ち葉と同様に越冬してしまいます。また、発症していなくても潜伏している葉っぱもあるかも知れませんし、冬の間に黒点病が発症するかも知れませんので、全ての葉っぱを摘むことでリスクを無くすことが大事になります。

葉っぱをつまないと、せっかく春になって新芽が芽吹いても直ぐに黒点病を発症するなどという惨事に見舞われてしまいますので、そういった事態を防ぐためにもしっかりと冬の年中行事としての葉っぱ摘みを全てのバラで実施してください(我が家ではモッコウバラはキリがないので、葉っぱ摘みの対象から外しています)。

マルチングについて

かなり古典的ではありますが、根元にマルチングをすることにより黒点病を予防する方法があります。

マルチングとは、わら、ウッドチップ、モスといった製品をバラ苗の根元に敷き詰めることによって、雨が降った時の地面からの雨の跳ね返りを吸収して防ぐことにより、葉裏に水滴が付くリスクを低減すること狙っています。但し、これは葉っぱの裏から水滴が入ることを想定しての対策ですので、葉っぱの表面からも水滴が入るのであれば、その効果は限定的となります。また、大雨が降れば、仮にマルチングをしていても葉っぱの裏にまで水滴は付きますので、あまり効果は期待は出来ません。
個人的には、マルチングの効果は、見た目が良くなることと、雑草があまり生えずに、抜くことも容易になるところにあると思っています。

黒点病に対する効果的な対策の結論は、黒点病が発症していなくても、梅雨前から予防的に薬剤をローテーションで定期的に散布し、仮に黒点病が発症してしまったら発症した葉っぱは落ち葉も含めて全て廃棄するのが最も効果的な予防と対処策となります。

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