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皆さんバラっていつ咲くか?どれくらいの期間咲いているかってご存知ですか?
当たり前だよという声も聞こえてきそうですが、バラのガーデニングをやり始めた当初の私は全く知りませんでした。
おかげで、「四季咲き=一年中咲いていて植えたら直ぐに咲く」なんて恥ずかしくも初歩的なミスをしてしまったのですが・・・
ここでは、バラの開花と満開の時期について説明します。但し、関東エリアの平野部の気候を基準としておりますので、同じ関東エリアでも山間部や海沿い等では多少変動しますので、ご容赦ください。
また、以前は全体的にもう少し開花時期も満開時期も遅かった様に感じていますが、もしかしたら温暖化の影響で早まっているのかも知れませんね。
開花時期っていつ?
概ね開花時期は5月中旬頃~という感じですが、これはあくまでも目安で、その年の気候によっても変わりますし、品種によって早咲き性のバラと遅咲き性のバラもあります。早咲き性の品種は約1週から2週間程早くなり、遅咲き性の品種でも1週から2週間程遅くなります。またそれに合わせて満開時期も同じようにズレます。
毎年ご近所さんとどちらが先に開花するなぁと勝手に開花競争をやっています。いつもご近所さんの早咲きのバラが先に咲いてしまうので悔しい思いをしています。
ちなみに、その年の最初に咲く花を1番花といい、四季咲き性のバラであれば、その花ガラを摘んでから次に咲くバラを2番花と称します。2番花はだいたい1番花の45日前後で咲くことが多いです。2番花の咲く時期は品種や気候でも変わりますが、花ガラの摘み方(剪定の仕方)でも多少はコントロールできます。
満開時期っていつ?
開花時期の1週間後からで、概ね満開時期は5月下旬~6月上旬となりますが、こちらも開花時期と同様に早咲き性と遅咲き性で約2週間前後します。
正直この満開期間の2週間がロザリアンの最も至福の時だと思います。
満開期間に必要なこと
この満開期間が少しでも長く続いて欲しいのですが、どう頑張っても2週間程で終わってしまいます。私がこの2週間で願うことが2つだけあります。それは「雨が降らないで」と「風が吹かないで!」ということです。
せっかく咲いたバラが、雨で傷んで風で散るなんてことも良くあります。特に満開時期の後半は梅雨に入るかなという時期とも重なりますので、気が気では有りません。植木鉢であれば移動することで対策をとることも出来ますが、地植えは諦めるしかありません。
出来ることといえば、バラの花ガラ摘みをして、家の中で飾ることぐらいの抵抗ですね。自然には逆らえませんから。
また、満開のバラを見るときのジレンマが1つだけあります。それは、わき目や花の蕾を摘むかどうかです。
満開のバラを求めるならば、蕾は残した方が良いのですが、元々バラの根が吸収出来る栄養分は限られているので、花数が増えるということは花1輪ごとの栄養分が少なくなり、その分花の大きさが小さくなることにつながります。
欲張りなのですが、やっぱり大きなバラの花で満開にしたいのが人情かと思ってしまいます。
いつも、芽が出てから花が咲くまでの間は、このわき目は取った方が良いかな?この蕾を取っても他の蕾は虫にやられたりしないかな?なんて試行錯誤しながら、芽を摘むのも楽しみ方の1つではないですよ。

