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クレマチスは原種だけでも250種類以上もあり、さらに原種から生まれたさまざまな系統の園芸品種も流通しています。おおまかな系統を知っておくと庭を効果的に演出することができます。系統によって花形や、花の大きさ、開花期などが異なるので、どんな植物と相性が良いのか、どの場所に這わせたら効果的なのかを考えて、それに適する品種を選ぶと失敗がありません。

クレマチスはキンポウゲ科クレマチス属の植物で、多くはつる性で落葉性ですが木立性や常緑性のものもあります。クレマチスのつるの伸ばし方は、アサガオやブドウのようにつるや巻きひげが巻きつくのではなく、葉柄が支柱などの構造物に絡みついて伸びていきます。また、花弁に見えるのはがく片が変化して色がついたもので、雄しべとのコントラストも見どころです。

クレマチスの主な系統

アーマンディー系

中国原産のアーマンディーを中心に改良し、花径5~6㎝で3月~4月に咲く一季咲き性です。つるは4~6mと長く伸び、常緑性で葉に光沢があって芳香品種が多いです。耐寒性は非常に強いです。

シルホサ系

冬咲きのシルホサを中心に改良し、10月~4月にオフホワイトを基本とし小~中輪の花を下向きに咲かせます。2~3mの高さになります。夏に休眠して、秋口から新芽を出して開花します。

インテグリフォリア系

5月~10月頃に、ベル型の小~中輪の花を咲かせ、色は青系が多いです。つるにならない木立性で支柱を立てて直立させると立体的に演出することができます。

モンタナ系

4月~5月に中輪の4弁花を咲かせ、一季咲きです。花つきの良さが抜群でつるは5mほどに伸び芳香があります。耐寒性は強いが夏の暑さはやや苦手です。

テキセンシス系

テキセンシスと園芸品種を交配して改良した品種です。5月~10月にチューリップのような形の中輪の花を咲かせます。多花性種が多く、つるは3~6mでよく伸びます。耐暑性が高いものが多いです。

ビセチラ系

5月~10月に小~中輪の横~下向きの花を咲かせます。四季咲き性が強く多花性で高さは2~3mほどになります。多数の園芸品種があり注目されているグループです。

大輪系改良種

早咲き大輪系

パテンス(カザグルマ)などを中心に改良し、4月中旬より開花が始まる早咲きで10月頃まで咲きます。つるは1~2mのコンパクトな高さで鉢植えに向く品種もあります。

遅咲き大輪系

ジャックマニーなどを中心に改良し、5月上旬頃から10月にかけて新枝を伸ばしながら次々と開花します。高さは2~4mほどで中輪花のものが多く、丈夫でガーデン向きの品種です。

クレマチスは丈夫な植物ですので、植え方と日常の管理を基本どおり行えば誰でも育てることができます。病害虫などの被害もほかの植物に比べて多くないのも育てやすいポイントです。

クレマチスの日常管理

・日当たりと適度な風通しのある場所で育てましょう。

・鉢は直接地面に置かない。

・水は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。

・肥料は真夏を除いた生育期間中に固形肥料を2ヶ月おき、液肥を月に2~3回与えましょう。

・病害虫を早期発見するためにクレマチスを毎日観察し、発生したら殺虫剤や殺菌剤を用いて早期駆除に努めましょう。

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