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スモモの育て方

科目 バラ科

原産国 中国

花の色 白

大きさ 高さ約2~5m

親しみやすい果樹

スモモを上手に育てるには剪定の作業が重要です。剪定は冬と夏に行います。

育て方

冬の剪定は前年に伸びた長い枝を1/3の長さに切り、枝が伸びすぎて込み合った箇所は短く切り込みます。スモモの実は短く枝分かれした枝によく実をつけるので、長い枝を切り詰め、短い枝を分岐させることで、たくさんの実をつけてくれるようになります。

夏の剪定は、徒長した枝を整理するとともに、重なり合った枝は根本まで切り詰め、株の風通しと日当たりをよくします。3~4年ごとに株全体を大きく剪定し、株の更新とともに、株全体をコンパクトに仕立てます。

実が付き始めたら、摘果の作業を行います。開花1ケ月くらいたった頃に、果実が親指くらいになったら1回目の摘果を行います。傷のあるものや、発育不良のものを取り除いていきます。1回目の摘果から2週間ほどたってから2回目の摘果を行います。

育成に適した環境

日当たりを好む植物です。用土は水はけのよい土が適しています。植え付け時に水はけがよくなるように赤玉土を混ぜ、腐葉土と施肥を施します。肥料は早春と秋口に速効性の化成肥料か、油かすなどの有機質肥料を与えるようにします。

早春の肥料は、暖かくなり成長に必要な養分を補給し、秋口の施肥は、「お礼肥」と呼ばれる結実後の栄養補給を行う目的があります。株が3~4年経ち、大きく成長すると「お礼肥」が翌年も結実するために大切なポイントになります。根本を避けて、株元のまわり1mほどの範囲に施します。

日当たりとともに風通しの良さも大切です。風通しを良くするために、定期的に剪定を行うようにします。

種まきの時期

種でも増やすことが出来ますが、挿し木で増やすのが一般的です。

水やり

庭植えの場合は、真夏の乾燥を除いて特に水やりの必要はありません。ほとんど、雨水だけでも大丈夫です。ただし、植え付け直後は土が乾燥していたら、水を与えるようにします。根が定着した後、水やりは控えるようにします。また、実が付いた後も水を控えるようにした方が、甘い実をつけてくれます。

鉢植えの場合は、土が乾燥したら鉢底から水が出るくらいに、たっぷり与えるようにします。水やりは、必ず土が乾いてから行うようにします。水を与えすぎると根腐れをおこして枯れてしまうので、注意が必要です。

気を付けたい病気

黒班病

初夏のころに実や葉に黒いしみのような斑点が出来、腐敗してしまう病気です。

ふくろみ病

葉や実が不自然にふくらみ、白い粉をふりかけたようになる病気です。

庭植えで果樹を楽しむ

スモモは古来から日本で親しまれてきた果実です。「古事記」にスモモの記述がありことからも、日本で昔から栽培されてきたことが分かります。甘酸っぱい果実は、初夏の訪れを告げる爽やかな味覚です。

初心者でも比較的育てやすく、実もつきやすいので、家庭で栽培するのにおすすめの果樹です。スモモは1本では実がつきにくい自家不和合性なので、もう1本のスモモの木から花粉を受粉する必要があります。庭に余裕のある方は、2本のスモモの木を植えるとよく実がつきます。広さに余裕のない方は、1本でも実がなる品種を選べば、自宅でもスモモの実を楽しむことが出来ます。

スモモの実は、人間も大好きな分、カラスなどにとっても大好物です。せっかくなった実が採られてしまわないよう、木に鳥よけネットなどをかけるのが安心です。

スノードロップの育て方

科目 ヒガンバナ科

原産国 東ヨーロッパ

花の色 白色に緑の斑点

大きさ 高さ5~30cm

可憐な春を告げる花

ヨーロッパからコーカサス山脈に、約15種が分布する球根植物です。可憐な草姿に、白い花を下向きに1輪咲かせ、春を告げる花として人気があります。ヨーロッパでは古くから親しまれていて、キリスト教では2月2日の聖燭節(キャンドルマス)の花とされています。

育て方

名前の由来は、花姿や花色を「雪のしずく」もしくは「耳飾り」に例えたものと言われます。秋に球根を植え付けると、冬に芽を出し、早春に花を咲かせます。初夏まで生長して夏の間は休眠するので、葉っぱが出ている時期は冬から初夏の短い間です。
園芸では2種がよく知られています。日本でスノードロップの名前で親しまれている種は「ガランサス・エルウェシー」です。球根が大きく、休眠期に乾燥させても劣化しにくく扱いやすことから、日本ではこちらのほうが普及しています。英名はジャイアント・スノードロップ、和名ではオオマツユキソウ(大待雪草)と呼ばれます。「ガランサス・ニヴァリス」は本種で、英名ではコモン・スノードロップと呼ばれ、ヨーロッパでは代表的な存在として扱われます。園芸品種として八重咲きの「フロレ・プレノ」や大輪の「アトキンシー」などがあります。

用土は、水はけが良く、肥沃で水もちが良い土を好みます。赤玉土(小粒)5・腐葉土3・軽石2などの割合で混ぜた土を用います。
肥料は、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜ込んでおいた後は、特に肥料を必要としません。花後に緩効性化成肥料か、液体肥料を10日~2週間に1回程度与えて、痩せた球根を太らせ、来年も花を咲かせるように育てます。
増やしたい場合は、分球でふやします。
休眠期の夏に掘り上げ、親球の下についている子球を外します。球根を分けたあとは乾燥させないよう、すぐに植え付けます。植え付けの時期は、8月下旬~9月上旬の休眠期が適しています。子球は鉢植えで養成すると、2年後ほどで開花します。種から育てると、発芽率は高いですが、花が咲くまでにおよそ4年かかります。そのため、分球で増やすのが一般的です。

主な作業としては、「花がら摘み」があります。咲き終わった花がらは、花茎のつけ根のところで切り取ります。

育成に適した環境

耐寒性の強い植物なので、屋外の日当たりの良い場所が適しています。落葉樹の下など、夏は日陰になり、晩秋から早春によく日が当たるような場所がベストです。夏は落葉して休眠していますが、耐暑性はやや弱いので、花後から葉が枯れて休眠に入るまでは、直射日光を避け、風通しの良い半日陰の場所で育てます。庭植えの場合は、夏の土壌の極端な乾燥と高温を嫌うので、地温の上昇を防ぐためにも、敷きわらなどで株元を覆うと効果的です。

種まきの時期

球根の植え付けを行います。9月~10月が適しています。
鉢植えの場合は、5号鉢に6~7球程度で、かぶせる土は1~2cmと浅めにします。庭植えの場合は、5cm間隔で植え付け、かぶせる土の厚さは鉢植えよりやや深めの2~3cmにします。あまり間隔を空けすぎると、花が咲いた時にまばらになってしまうので、やや詰め気味で植えた方が、見栄えは良いです。
球根の乾燥を嫌うので、葉が枯れて休眠期に入っても、植えたままで夏越しさせます。鉢植えの場合も、球根が増えて鉢がいっぱいにならない限り、植え替えの必要はありません。2~3年に1回程度で大丈夫です。庭植えの場合は、一度植え付ければ放置しておいてかまいません。

水やり

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。過湿は球根が腐る原因になるので、土が常に湿った状態に葉ならないように注意します。また、多くの球根植物は休眠中の水やりを控えますが、極端な乾燥を嫌うので、からからに乾かさない程度に、夏でも水やりをします。

気を付けたい病気

病害虫には強いですが、花後は、灰色カビ病に注意が必要です。予防策として、傷んだ花びらや、咲き終わった花がらをこまめに摘み取り、風通しの良い場所に置きます。葉や花に水をかけないようにすることも有効です。

初心者でも育てやすい球根植物

球根植物のなかでも、特に手がかからないので、初心者にもお勧めの植物です。植え付けてからは、夏の休眠期でも乾燥をさせないこと、花後にも少量肥料を与えることなど、数少ない作業で済みます。花の少ない冬の時期に、うつむくような可憐な白い花は、ガーデニングにも重宝されています。

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