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ガーデニングをしていると、様々な虫たちとのかかわりが出てきます。そんな虫たちの中でも、特によく見かけるのが蟻ではないでしょうか?蟻は駆除するための薬剤も多数出回っていますが、駆除する方も放置する方もいると思います。蟻の生態についてご紹介します。

害虫?益虫?

まず知っておいていただきたいのは、蟻とシロアリは別物だということです。

一般的に蟻と呼ばれる、黒蟻や赤蟻は、ハチ目アリ科の昆虫ですが、シロアリはゴキブリ目シロアリ科の昆虫です。蟻は完全変態ですが、シロアリは不完全変態で、生態も全く違います。ここではアリ科の蟻についてお話します。

害虫か益虫かの分類については、どちらでもないが正解です。

大量発生したり、家の中に入ってきたりするので、不快害虫に分類されることもありますし、草花にたかるアオムシなどを捕食するので、益虫に分類されることもあります。

花の蜜にもたかるので、受粉の手助けにもなりますが、アブラムシから蜜をもらうために、アブラムシを捕食しにきたテントウムシを追い払ったりもするので、害虫的な側面と益虫的な側面を併せ持ちます。

巣はどれくらい存続する?

蟻は種類にもよりますが、ひとつの巣には1匹から数匹の女王蟻が存在します。女王蟻は1度の交尾で死ぬまで卵を産み続けることができます。

女王蟻の寿命は、種類によって前後しますが、5年~15年程度といわれます。働き蟻の寿命は数ヶ月から2年程度といわれ、卵を産むのは女王蟻だけですので、女王蟻の寿命が終わって、働き蟻の寿命が終わればその巣の寿命も終わります。

なぜ家に入ってくるのか?

蟻は種類によって食性が違います。花の蜜に集まるのは、吸蜜性のアミメアリやトビイロケアリが多く、家の中に入ってくるのは、雑食性のイエヒメアリやルリアリなどが多いようです。

雑食性の蟻は、虫やその他の生き物の死骸を好んで食べ、行列を作るのも雑食性の蟻が多いです。

雑食性のため、家の中にある食べ物を発見した場合、仲間を呼んで集団で運び出そうとするため家の中に行列を作ります。蟻にとってはただ食べ物があった場所が人間の家の中だったというだけで、家の中だから入ってきたわけではありません。外に十分な食料がある場合は、はるばる家の中までは入ってこないでしょう。

なぜ冬には出てこない?

蟻は寒さが苦手です。日本国内に生息する蟻は、琉球列島沿いに北上してきた南方系の蟻と、ユーラシア大陸から渡ってきた北方系の蟻がいます。

南方系の蟻は、主に枯れ木や朽木の中に巣を作り、寒い冬は仮死状態で過ごします。

北方系の蟻は、土の中に巣を作ることが多く、土の中は外気よりもだいぶ暖かいため、仮死状態とまではいきません。それでも気温が20度以下だとほとんど動かなくなるため、冬眠状態で春を待ちます。冬の間に蟻を見かけないのはこういう理由からです。

駆除すべき?

こうしてみると、蟻が害虫か益虫か、ますますわからなくなりますが、結論から言いますと、蟻の種類によるということです。

日本には200種以上の蟻がいると言われています。雑食性の蟻や吸蜜性の蟻など、食性も様々で、中には果物の果実を食い荒らしたり、アルゼンチン蟻のように、人家に巣を作り、機械の中に侵入して壊したり、人にかみつくなどの被害をもたらすものもいます。ガーデニングをする際に見られる蟻が、どんな種類でどのように害や益をもたらすかをよく観察してから、駆除するか否かを判断しましょう。

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