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一年を通して、花木や野菜いろいろな植物に寄生するアブラムシは害虫の代表です。いったんつくと、なかなか退治できない、頭の痛い存在です。アブラムシは植物の天芽やつぼみなどに群棲しますが、羽もないのにどこからやってくるのでしょうか。アブラムシの特性や、防除法、退治法についてご紹介します。

アブラムシの特性

アブラムシは種類が多く、好みによってさまざまな植物に寄生します。体は小さく2~3mm程度で、強い繁殖力を持ちます。幼虫と成虫があり、幼虫は10日ほどで成虫になります。増殖スピードが速く、1匹が一か月で約2000匹近くにもなります。晴天が続くとより増殖しやすく、雨天続きでは減る傾向にあります。アブラムシは、天芽やつぼみ、新しい葉の裏側などを好みます。新葉が裏側にまいたり、委縮したり、茎がねじれたりしていたら、中にアブラムシがいます。また、アブラムシとありは共存の関係にあり、植物にアリを見つけたら、アブラムシの発生の確率は大きくなります。アリは、アブラムシが排泄するハニーデュー(甘露)を受け取り、アブラムシを天敵から守る関係にあります。

ついてしまう前に、アブラムシの防ぎ方

まず、アブラムシの嫌う色を利用して防ぐ方法です。アブラムシは空の色と補色関係にある黄色をめがけて飛んできます。明るい黄緑色の葉やつぼみも、被害にあいやすいものです。反対に好まない色は、白、恋緑や紫、黒などです。アブラムシに狙われる黄色い植物にはこうした花を寄せ植えすると、飛来率が低くなります。とくに白の分量が多くなると、飛来率が激減します。黄色っぽい鉢や支柱なども使わないようにします。

アブラムシのきらう銀色の反射光を利用して、アルミホイルなど表土に敷いたり、シルバーテープを張ります。ハエトリ用の粘着タイプ黄色いリボンを草花の近くに置いて、飛来率をチェックする方法もあります。
次に、肥料や殺虫剤の与え方でアブラムシを防ぐ方法です。窒素肥料を多く与えて、軟弱に育ててしまうと、アブラムシがつきやすくなるので、窒素肥料は控えて育てます。
浸透性移行性タイプの粒状殺虫剤を適量、土にまくと効果的です

ついてしまったときは、アブラムシの退治法

台所にある、洗剤や食材を利用する方法です。牛乳を薄めずにハンドスプレーに入れて、アブラムシに散布します。牛乳のカゼインという成分が、乾くとアブラムシを窒息させる働きをします。このとき、展着剤を1滴加えると、ムラなくついて駆除効果が高まります。また、台所用の中性洗剤を500倍くらいに薄めて散布すると、殺虫効果は抜群です。しかし、濃すぎると植物の葉に害が出ることもあるので、注意してください。

アブラムシの天敵テントウムシなどを利用する方法です。テントウムシ、ヒラタアブ、クサカゲロウの成虫や幼虫は、アブラムシを食べてくれる大切な虫です。アブラムシを見かけても、近くにテントウムシなどがいれば、テントウムシが食べながらアブラムシを退治してくれるので、そこまで心配することはありません。

アブラムシの特性を利用して、事前に防ぎましょう

アブラムシの嫌いな色を利用して、寄せ植えや資材で事前に防ぐのが好ましいです。しかし、気づいたら発生していた…というときは、牛乳や洗剤を使って早急に駆除しましょう。いずれも、気づいたら、早いうちにが、一番効果的です。

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