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いろいろな効能を持ち香料や料理の臭み消しハーブティーなどとしても幅広く利用されているハーブですがその魅力は花や葉、植物そのものにもあります。鉢植えにしたり寄せ植えにしても素敵ですし、花壇やお庭を彩る植物のひとつとしてぜひハーブを育ててみてください。
目次
花がきれいなハーブ
香りのよいハーブですが、その花の美しさも魅力の一つです。
セージ
とても丈夫で日当たりのよい場所で水はけのよい土があれば簡単に育てられます。湿気に弱いので水やりは控えめにして乾燥気味に育てるのがよいでしょう。お肉の臭み消しとしてよく使われますが、そのきれいな花は切り花にもできます。
ラベンダー
ラベンダーは紫色のかわいい花をつけます。北海道のラベンダー畑などは圧巻ですよね。花を摘んでドライフラワーにしたりハーブ石鹸を作ったりもできます。乾燥を好み寒さに弱いので鉢植えで管理してあげると育てやすいですが、0度以下にならなければ地植えでも育てることができます。
センテッドゼラニウム
「香りのあるゼラニウム」という意味のゼラニウムで中でもローズゼラニウムは香料の原料にもなり花も香りも楽しめるハーブです。乾燥気味に育てることがコツで高温多湿と寒さを嫌います。冬でなければ簡単に挿し木で増やすことができます。
葉を楽しむ
寄せ植えにしてもハーブは素敵です。何と言ってもその魅力は個性的な葉の美しさにあります。
バジル
パスタソースやピザのトッピングとしても有名なバジルは日当たりのよい場所で育てます。丸みを帯びたつるっとした葉をたくさん茂らせるためには花芽を早いうちに摘み取りわき芽を増やします。地植えにしていればこぼれ種からもよく増えていきます。
ラムズイヤー
しわのある葉は銀色の毛で覆われていてふわふわと柔らかくユニークなハーブです。欧風のガーデニングによく使われていてお庭や花壇に新鮮な彩りを添えてくれます。
レモングラス
レモンに似た爽やかな香りを放つ葉はよく生い茂り寄せ植えにピッタリです。元肥をして植え付ければ2、3回も収穫ができるほどですが寒さ対策が必要です。
食用になるハーブ
ほとんどのハーブが香辛料などとして食用に利用されます。その中でもめずらしい食用ハーブをご紹介します。
アロエ
アロエは多肉植物の仲間で葉のゼラチン質はやけどの自宅治療にも使われますが、食用とされるアロエ・ベラはデザートとしても食べられています。
アーティチョーク
フランスでは野菜として売られているハーブです。その独特の花は生け花やフラワーアレンジメントなどの花材としても利用されます。食用にする場合は開花する前のがくを摘み取って茹でて食べます。
ナスタチウム
赤や黄色の花はハーブの中でもとくに鮮やかな花で目を引きます。肥料がなくても育つためとても育てやすく水やりも控えめのほうがよく育ちます。花や葉をサラダとして食べます。ピリッとした辛味が味わえます。
たくさんの魅力をもったハーブをぜひガーデニングで育ててみてください。ただしハーブ類は繁殖力の旺盛なものが多いのでお庭や花壇などで地植えをした場合は放っておくと株が大きく成長してしまうことがあります。剪定したり株分けをするなど適切な管理をして楽しんでいただきたいです。

