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ガーデニングをやっていると、地面がむき出しになっているところが気になりだします。
そういうときは、背の低い植物をグランドカバーとして活用しましょう。
グランドカバープランツというと、地味で目立たない植物を想像してしまいがちです。
スケールは小さいですが、よく見ると可愛い花を咲かせたり、美しい葉の色だったり、決してガーデニングの主役に負けていません。
そんな美しいグランドカバープランツをご紹介します。
目次
花を楽しむグランドカバープランツ
花も観賞できる、グランドカバーにおすすめの植物を5つご紹介します。
アジュガ
4月中旬から6月に開花するシソ科の常緑性多年草です。
植え付けは、4~5月と9~10月に行います。
草丈は15~20cmで、日なたから半日陰で育ちます。
乾燥は苦手なので、夏の高温期には注意が必要です。
ビオラ
11月中旬から長いもので5月ごろまで花が咲く、スミレ科の一年草です。
パンジーと見分けがつきにくいですが、花径が3cm以下のものをビオラと呼びます。
12~3月ごろまでに植え付けます。
日光を好みますが、冬の寒さには耐える植物です。
ネモフィラ
4~6月に開花するムラサキ科の一年草です。
植え付けは3月に行います。
日当たりのよい場所と、水はけのよい土を好みます。
肥料はできるだけ控えてください。
ヒメツルソバ
6~10月に開花するアカネ科の多年草ですが、寒冷地では冬に枯れてしまうことがあります。
植え付けは3~4月に行います。
草丈は10~15cmで、半日陰でもよく育ちます。
乾燥に強く、肥料もあまり必要ありません。
ジャーマンカモミール
5~6月に開花するキク科の一年草です。
植え付けは4月か9~10月に行います。
草丈は40~50cmで、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
高温と乾燥には弱いため、夏の直射日光には特に注意してください。
葉を楽しむグランドカバープランツ
葉の色や形を観賞する植物を5つご紹介します。
ほふく性のローズマリー
シソ科の常緑性小低木で、4~5月か9~10月に植え付けます。
グランドカバーには木立性のローズマリーより、ほふく性のローズマリーのほうが草丈が低いため向いています。
日当たりがよく風通しのよいところを好みます。
乾燥気味に育て、地植えなら夏以外は水やりの必要がありません。
ギボウシ
ユリ科の多年草で、種類によって草丈10~100cmまで生長します。
3~4月に、やや湿り気のある半日陰に植え付けます。
直射日光で葉が傷むため、夏は特に注意が必要です。
ヒマラヤユキノシタ
ユキノシタ科の常緑多年草で、草丈10~20cmまで生長します。
日なたから半日陰になる場所に、3~5月か9~11月に植え付けます。
強い直射日光で葉焼けを起こすので、木陰などに植えるとよいでしょう。
クリーピングタイム
シソ科の常緑性小低木で、4~6月か9~10月に植え付けます。
ほふく性のタイムで、触れるとよい香りがあたりに広がるためグランドカバーにぴったりです。
日当たりと風通しのよい場所に植えます。
多湿に弱く、水の与えすぎには注意が必要です。
シロタエギク
キク科の多年草で、草丈40~150cmまで生長します。
5~6月か9月中旬~10月中旬に植え付けます。
日当たりのよい場所を好み、耐寒性もあり丈夫です。
シルバー色の葉が特徴で、どのような植物と組み合わせても相手を引き立ててくれます。
グランドカバーに適した場所
お家によって、グランドカバーとして適した植物は違います。
植物それぞれの特性を生かしたガーデニングをしましょう。
花壇のふち
手前に背の低い植物を植えて、主役の植物の邪魔をしないよう全体のバランスをとりましょう。
高低差のあるところには、ツル性の植物を手前に垂らすように育てるのも素敵です。
木の下
日陰になってしまう木の下には、半日陰に耐える植物を植えます。
繁りすぎて蒸れないように注意しましょう。
通路わき
基本的に背の高い植物を後方に、背の低い植物を前方に配置します。
通路スペースには、はみ出して多少踏まれてもいいように丈夫な植物を植えましょう。
日陰になるような場所は、斑入りの植物を植えると明るい印象に変わります。
玄関、アプローチ
玄関まで続くアプローチはお家の顔となりますので、明るいイメージになるよう季節の花が咲く植物を植えましょう。

