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ガーデニングでお庭を飾る際に、色とりどりのカラーリーフはとても便利なものです。植える場所の環境に合わせて選べば、特にお手入れをしなくてもカラフルにお庭を飾ってくれます。育てやすいカラーリーフをご紹介します。
ヒューケラ
ユキノシタ科
ヒューケラはツボサンゴともいい、カラーリーフの中でももっともポピュラーなものです。
葉色は緑、赤、紫、白、黄色、黒などで、とても多くの種類があります。
花も赤、白、ピンク、緑など、葉と同じようにいろいろなので、植える場所や目的に応じてピッタリのものが探せると思います。
常緑性の多年草で、耐暑性、耐寒性、耐陰性があり、とても汎用性が高い植物です。
草丈は小さいもので20センチ程度、大きな種類だと1メートル近くにもなります。
真夏の直射日光に当たると葉焼けすることがあるので、半日陰などに地植えしておけば、特に難しい手入れをしなくてもよく育ちます。
コリウス
シソ科
コリウスは緑の葉っぱの葉脈周辺が赤くなっていたり、濃い紫になっていたり、ちょっと毒々しい印象もありますが、カラフルなシソといった雰囲気です。
葉の形はシソとそっくりです。
乾燥にと強い日差しに弱いため、半日陰から明るい日陰で管理しましょう。
冬には枯れてしまうので、毎年植え替える必要があります。
植えた後に切り戻しを行うと、脇芽が増えてこんもりしてくるので、見栄えが良くなります。
挿し木で増やせるので、気に入ったものは挿し木して、小さな苗の状態で室内管理して越冬させるという手もあります。
アオキ
アオキ科
アオキは日本国内に自生地がある常緑性低木です。植えっぱなしで、特に防寒対策しなくても屋外で越冬できます。
暑さにも強く一年中屋外で管理できるため、ガーデニング初心者の方にもオススメです。
耐陰性があるので、日当たりの悪いお庭でもよく立ちます。真夏の直射日光に当たると葉焼けすることもあるので、半日陰から明るい日陰に植えた方が無難です。
斑入りの品種も多いので、お庭のイメージでカラーを選べます。
ハボタン
アブラナ科
カラフルなキャベツのようなハボタンも、カラーリーフとしては扱いやすい植物です。
花の少ない時期に大輪の花のようにカラフルに色づくので、お正月のころによく出回ります。冬に比べると夏の管理は難しいですが、一年中屋外で管理できます。
暑さがやや苦手なので、夏場は半日陰の風通しの良いところで管理しましょう。
長く育てていると茎が伸びてその先にハボタンが乗っかったような樹形になってきます。このような状態を踊り葉牡丹と呼んで好む人もいるので、そういった育て方も面白いです。
挿し木でも増やせるので、茎が伸びた状態がお好みでない場合は、切り戻して脇芽を出させ、切った上の部分は挿し木にしてもかまいません。
4月頃から花が咲きますが、種を作ると株が弱るので、花芽は切ってしまってもかまいません。
シロタエギク
キク科
シロタエギクは常緑性多年草の菊で、茎と葉に白い産毛が生えており、シルバーリーフと呼ばれます。
耐寒性が強く、初心者の方でも育てやすい植物です。
草丈が50~60センチ程度まで伸びるので、こんもりと群生させると見栄えがいいです。
水はけと日当たりの良い場所に植え、やや乾燥気味に管理しましょう。
梅雨時に黄色い花を咲かせますが、花よりも葉の方がメインです。

