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針金のような細くて長い茎と小さな葉が特徴のワイヤープランツ。
100円ショップなどの雑貨店でも、ミニ観葉植物として売られています。
特徴的な姿ですが、あまり主張しないので寄せ植えにもってこいの植物です。
目次
ワイヤープランツの基本的な育て方
〇日照条件
ワイヤープランツは日当たりの良い場所から半日陰の場所でよく育ちます。
室内で観葉植物として育てる場合は、夏の強い直射日光には当てないように、カーテン越しの明るい窓辺で管理しましょう。
乾燥にだけ注意すれば、ガーデニング初心者の方でもよく育てられます。
〇水やり
ワイヤープランツは乾燥に弱いので、水やりが欠かせません。
生育期の夏は、土が乾いたらたっぷりの水をあげてください。
ただし、常に土が湿った状態だと、今度は根腐れの原因となってしまいます。
根腐れを起こすと葉の色が悪くなり枯れてしまいますので、葉だけでなく土の状態も毎日チェックしてください。
逆に冬は、水やりの回数を減らしやや乾燥気味にします。
土が乾いてから2~3日してから水やりしても大丈夫です。
気になるようでしたら、葉に霧吹きなどで水を吹きかける「葉水」を行いましょう。
ハダニなどの害虫の予防にもなります。
ワイヤープランツを長持ちさせるコツ2つ
草木が間延びして見えることを「徒長」と言います。
ワイヤープランツが徒長してきたら日照不足が一番に考えられます。
それ以外に「葉の色がなんだか良くない」「全体的に育ちすぎた」と思ったら、以下の2つの方法を試してみてください。
ワイヤープランツの剪定
ワイヤープランツの姿かたちが乱れてきたら、いちど剪定されることをお勧めします。
お好みの箇所で剪定できます。
その際、黄色くなった葉は切り落としましょう。
切り戻した箇所から新しいわき芽が映えてきますので、こんもりとした姿に整います。
時期は4~6月がベストですが、室内であれば年中切り戻し可能です。
ワイヤープランツの植え替え・株分け
ワイヤープランツは生育旺盛なだけあり、根回りもとても早い植物です。
鉢に根が回ってしまうと、葉色が悪くなったり立ち枯れの原因となります。
そうなる前に一回り以上大きな鉢に植え替えましょう。
鉢の大きさによりますが、2~3年に1回は植え替えが必要です。
またワイヤープランツは、根ごと引きはがしてそれぞれ別の鉢で育てる株分けもできます。
植え替え、株分けともに最初の鉢から出したときに硬くくっついている土をほぐし落としてから新しい鉢に入れます。
その際、黒ずんで傷んだ根や、色の悪くなった茎、葉は切り落としてください。
植え替え、株分けする際は真夏と真冬を避けてください。
ワイヤープランツの花
ワイヤープランツは、適切に育てれば室内であっても花を咲かせます。
開花期は夏から秋で、薄緑色の小さな花です。
そのあとは、小さくプニプニした白い実をつけます。
よく太陽の光にあてて育ててください。
ワイヤープランツの種類
ワイヤープランツはニュージーランド原産で園芸品種も出回っています。
〇ミューレンベッキア・アクシラリス
一般に多く出回っている品種です。
〇ミューレンベッキア・スポットライト
ピンクと白の斑入りの葉が特徴。
〇ミューレンベッキア・スペード
スペードのような形をした葉が特徴。
〇ミューレンベッキア・アストニー
立ち性でハート形の葉をしています。冬に落葉します。
ワイヤープランツとの寄せ植えにお勧めの草花
寄せ植えにもぴったりのワイヤープランツ。
個性を主張しすぎないので基本的にはどのような草花にも合います。
ただし生育温度や日照条件、必要とする水の量が近い草花と一緒に育てましょう。
ワイヤープランツは垂れるように伸びるので、大きな葉や花であったり、上に伸びる植物と寄せ植えすると、見栄えがします。
寄せ植えする草花の色に合わせてワイヤープランツの種類も変えてみましょう。
〇シクラメン
赤やピンクの花が定番の色のシクラメン。
10月から3月が花期です。
シクラメンの深緑色の葉とワイヤープランツの明るい緑色がグラデーションに、シクラメンの鮮やかな花の色がアクセントとなります。
〇ヘデラ(アイビー)
手のように5つに分かれている葉が特徴で、ワイヤープランツと合わせるなら白色の斑が入った種類がお勧めです。
どちらも這って伸びる植物なので、ハンギングバスケットで育てましょう。

