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夏真っ盛り、たわわに実った赤いトマト。
自宅で育てることができたら…素敵ですよね。
家庭菜園と言えばトマトが真っ先に浮かんだ方もおられるのではないでしょうか。
ガーデニングで簡単に作ることができるので、一度挑戦してみませんか。
目次
苗を買う時期
トマトは種から育てるよりも、苗からのほうが簡単で確実に育ちます。
苗の出回る時期は日中の気温が20~25℃になるころ。
住んでおられる地域にもよりますが、ゴールデンウイーク前後に買いましょう。
トマトのいい苗5つのポイント
では実際にどんな苗を選んだらいいのでしょう。
トマトのいい苗の条件は
・双葉がついているもの
・虫に食われていない
・間のびしていない
・病気がない
・葉は濃い緑色のもの
できるだけこの5つの条件を満たしているものを選びましょう。
植え付けの工程
苗を買ってきたら、さっそくポットから外して鉢に植え替えます。
畑を持っていたら地植えしてもいいのですが、そうでなければ鉢やプランターでも育てられます。
鉢は深鉢のもの
トマトは広く根のはる植物のため、底が深い鉢を選びます。
また、茎も背が高くなるので浅いと倒れてしまいます。
支柱も使うので、鉢にはある程度の深さが必要になってきます。
①鉢底に防虫ネット
虫の侵入経路の多くは、底の穴からです。
鉢底に防虫ネットをはるのは必須です。
②軽石・黒曜石などを入れる
鉢底石となる軽石や黒曜石を入れます。石でなくても炭でも代用OKです。
③培養土を入れる
最初の肥料があらかじめ含まれている野菜用の培養土が市販されています。
土づくりは難しいし面倒くさいという方は、こちらがおすすめです。
また量は、後で苗を入れるので多すぎても少なすぎてもいけません。
苗をポットごと置いてみて、ちょうどいい高さを探しましょう。
④苗を入れる
先ほど入れた培養土の上に載せていきます。
ここで注意点があります。
トマトだけでなく野菜全般に言えることですが、ポットから無理やり苗を取り出さないことと、苗についている土を崩さないことです。
根を傷つけないように気を付けてください。
苗をセットしたら周りに培養土を入れていきます。
⑤苗の土と鉢に入れた土を仮支柱で固定する
土に対して斜めに差すことで両方の土が定着します。
⑥水遣り
底から出るくらいたっぷりの水をあげましょう。
実ができるまでの工程
毎日の水遣りはもちろん欠かせないのですが、そのほかのポイントをまとめました。
トマトを支える支柱
トマトの茎(主枝)はどんどん高くなっていきます。
枝や葉も大きくなるので、そのままでは重みで茎が折れてしまいます。
そこで支えになる支柱が必要となってきます。
トマトの支柱には、朝顔用の円形のあんどん支柱がおすすめです。
支柱を鉢にセットしたら、バランスを調整しながらトマトの茎を支柱に紐で固定していきます。
茎は緩めに、支柱にはしっかりと紐で結んでください。
茎が大きくなるにつれて必要となる「わき芽かき」
トマトは放っておくと横からどんどん枝がのびていってしまいます。
その枝に、本来実にいくべき養分がとられてしまいます。
そこで枝がのびる前にわき芽の時点で切ってしまう「わき芽かき」をしましょう。
わき芽は枝と葉の付け根から生えてきます。
見逃しやすいですが、しっかりとした実を作るためには欠かせない作業なので必ず切ってくださいね。
美味しいトマトを育てるのに欠かせない肥料
トマトは生長するときにたくさんの養分を必要とします。
野菜や果物用の肥料も売られていますので、補ってあげましょう。
時期としては、1回目は最初の花が咲き実がついたときで、二回目は下から三段目の実がついたときです。
毎日観察して忘れずにあげましょう。
それ以降は2週間に1回でOKです。
実がヘタまで赤くなれば収穫時期
ガーデニングでも簡単に育てることのできるトマト。
条件さえ合えば、ベランダでも育てることができます。
大玉トマトもプチトマトも、基本は同じ育て方で大丈夫です。
支柱・肥料・わき芽かきの3点セットを忘れなければ、夏には美味しいトマトが収穫できますよ。

